チーズを増量することで味わいはアップ
シャトレーゼは「糖質カットピザ」2品を4月25日からリニューアル発売した。従来品より糖質を抑えつつ、チーズは増量し味わいはアップ。菓子専門店「シャトレーゼ」の冷凍販売コーナーで取り扱う。23日に都内で試食会を開催し、販売戦略部の中島史郎部長が商品の概要を説明した。
同社は1954年の創業以来、牛乳や卵といった食材の品質・製法にこだわった菓子、パン等を提供してきた。健康ニーズが高まる中、2009年からは「糖質カット」シリーズを展開し、どら焼き、ケーキ等好調な販売を続けている。
「糖質カットピザ」は15年に発売され、砂糖の代替として体に吸収されにくい糖「エリスリトール」、小麦粉の代替としてとうもろこし由来の食物繊維を使用するなど、既存商品に比べ糖質の大幅なカットに成功。
今回のリニューアルでは、「糖質83%カットのピザ マルゲリータ」(2枚入、330円)は従来品よりチーズを5%増量しつつ、糖質は81%→83%とさらにカット。「糖質85%カットのピザ 5種のピザ」(同)もクリームチーズ、モッツァレラ、ゴーダ、モントレージャックに、新たにゴルゴンゾーラを加えた5種のチーズとし、糖質も84%→85%にカット。
現在、国民の5~6人に1人は糖尿病もしくはその予備軍と言われる。また最近は普段の食事でも糖質を気にする生活者が増えており、糖質制限への需要は高まると考えられる。中島部長は「糖質をカットしてもおいしさ、価格は変えず、利用者が笑顔になれる商品作りを心がけたい」と抱負を語った。
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