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RTD缶で需要刺激 国産ジン100億円へ/サントリースピリッツ

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和食に合う爽やかな香り

「翠」「翠ジンソーダ缶」

サントリースピリッツは1月26日、2022年国産ジン戦略説明会を開催。好調推移の「ROKU(六)」「翠(SUI)」に、3月22日から新発売する「翠ジンソーダ缶」を加え、24年には国産ジン売上高100億円を目指す。

21年度の同社国産ジンは「翠」を中心に、前年の2倍強となる30億円を売り上げた。22年度は69億円、23年度は84億円、24年度に100億円の達成を見込む。「ROKU」はプレミアムジンとして国産ジンの価値を高め、「翠」はジンの入り口として幅広くユーザーを獲得。2品とも食事に合う特性の認知が進み、購入者が増加した。

昨年は「ROKU」が小売業8500店舗で導入され、今年は1.1万店舗で展開する。発売当初はインバウンド需要と業務用向けをメインチャネルとしていたが、昨年からは家庭用の販売を強化。一方で飲食店は採用店舗の拡大よりも、高品質ジンを提供する飲食店で価値提案を強める。「翠」は小売業4.8万店舗、飲食店3.5万店舗で販売。今年は4.3万店舗の飲食店導入を計画。

さらなる需要層の拡大に向け、同社初のRTDジン「翠ジンソーダ缶」(350ml、175円/500ml、237円)を新発売。CVSでは2月15日から先行発売する。初年度は大型新商品として150万箱(6ℓ換算)を販売し、翠の30万箱(8.4ℓ換算、前年比134%)と合わせブランド売上高64億円(239%)を目指す。

神田社長と村上部長

新商品はRTDながら出来立て感を実現するため、様々な工夫を施した。和食に合う素材として、柚子・緑茶・生姜を、ジン本来の味わいを形成する8種の伝統的なボタニカルに合わせた。缶入り専用の新たな柚子原酒は爽やかな香りを強調できるよう、香り成分を多く釜に移し、アルコール度数や蒸留時間、原料酒のブレンドも変更。瓶・缶入りともトニックウォーターで割る飲み方が中心だったジン市場に、ソーダ割を提案し新需要を創造する。なお、翠ジンソーダ缶はアジア展開も予定。

今年の国内スピリッツ事業売上高は107%を計画。うちウイスキー104%、RTD(ハイボール缶、翠ジン缶含む)は109%。RTDは10年以上伸長を続けており、大きな伸びは難しくなってきたが神田秀樹社長は「トップメーカーとして市場をけん引する使命がある」と話した。

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