近畿でもブランドセミナー
サントリースピリッツは7月7日、「サントリージャパニーズジン 翠(SUI)」のブランドセミナーを6月30日の東京に続き大阪でも開催。
今年1~5月の国内酒類市場(同社調べ、金額ベース)は前年比95%で推移し、ジンは120%程度と伸長。国内ジン市場で2000円未満のブランドでは「翠」がシェア7割、2000円以上では「六」が5割以上を占める。市場をけん引する両ブランドでは、ジンになじみの薄い消費者でも、食中酒として手に取りやすい「翠」の認知向上に努めている。
同社は今年の「翠」販売目標を25万箱に上方修正。近畿圏でも好調で、取扱店舗数は飲食店5700(全国3万)、小売店6000(4万)と拡大中。家飲み需要の高止まりに加え、昨年末に飲食店中心に実施した「やっぱ翠やねん」などのプロモーションも奏功した。
セミナーでは、国内拠点でスピリッツ・リキュール酒を唯一生産する大阪工場の上新原十和工場長が、同工場やジンの歴史などを紹介。また「翠」の製造過程での特長を一般的なジン作りと比較して説明した。
WEB先行記事
第3のソーダ割り 国産ジン「翠」が人気上昇
21年販売量は1.3倍の25万ケースに上方修正
サントリースピリッツの国産ジン「翠(SUI)」が好調だ。昨年3月の発売以来売り上げを伸ばし、今年3~5月の販売数量は前年同期比270%。これを受けて販売計画を当初計画の1.3倍となる25万ケースに上方修正した。6月30日に都内で行われたセミナーで、RTD・LS事業部の酒巻真琴課長が好調な要因と今後の展開を語った。
「翠」は、ジュニパーベリーをはじめ伝統的なジンの8種のボタニカルに加え、ユズ・緑茶・ショウガの3種の和素材を使い、日常の食事に合う爽やかな味わいが特徴。飲み方はソーダで割る「翠ジンソーダ」を提案し、テレビCMなど大規模マーケティングも奏功している。6月時点での取扱店は飲食店3万店(前年比6千店増)、小売店4万店(2.5万店増)と伸長を続ける。
酒巻課長は、家飲みニーズが高まる中で、自分好みの楽しみ方ができる瓶入りも好調の要素に挙げた。また、居酒屋ではハイボール、レモンサワーに次ぐ〝第3のソーダ割り〟として「翠ジンソーダ」の定着を目指しており、相性がいい「居酒屋メシ」プロモーションを継続する。
現在、ジンは世界的なブームとなっており、17年に発売したプレミアムタイプ「六(ROKU)」は海外でも高い評価を獲得している。国産ジンはさらなる成長が期待でき、24年には「翠」「六」計で昨年の約6.6倍となる売上高100億円を計画する。
「翠」ブランドサイト
https://www.suntory.co.jp/wnb/suigin/?_ga=2.33287230.1207639778.1625040915-1389404635.1590972894
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