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ケンミン食品と業務提携/名水美人ファクトリー

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カット野菜と青果専用ビーフンで野菜消費拡大へ

名水美人ファクトリーの奈良賢吾社長㊨とケンミン食品の高村祐輝社長

神明ホールディングスの子会社であるカット野菜メーカーの名水美人ファクトリーは、ビーフン国内トップシェアのケンミン食品と3月25日、「青果向け商品の販売協力に関する業務提携」を締結。青果売り場専用商品などを開発し、コロナ禍の外食需要減少で低迷する野菜の消費拡大に取り組む。

野菜消費拡大の鍵となるのが内食向けカット野菜。消費は拡大傾向で、特に炒め物用の購買金額は、平成30年には10年前の10倍に拡大するなど伸長が著しい(畜産産業振興機構調べ)。そこでカット野菜を用意すればレンジで簡単に作れる青果売り場専用「VEGE BE―FUN カット野菜とチンする焼ビーフン」1~2人前81g(ビーフン46g、液体スープ35g) ・170円をケンミン食品が開発。名水美人ファクトリーと協力してスーパーの青果売り場で提案する。温度帯の違う焼ビーフン(乾麺)を青果売り場で販売することは商習慣上難しいが、連携して新ビジネスモデル構築を目指す。

専用商品はレンジ7分の調理で最もおいしい食感になる麺を使用し、スープは野菜の良さを引き出す塩ベース。使用する野菜の推奨量は200~250gとたっぷり。両者の知名度が高い西日本エリアで取り組みを開始し、今年6月から九州、7月から中四国・近畿のスーパーで販売を開始予定。今秋にはキット商品の開発も計画。

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