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大阪門真に三井不動産初のららぽーと・アウトレット複合施設

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施設内に黒門市場を開設

三井不動産初の2業態複合型施設

三井不動産は4月17日に開業を控える、三井ショッピングららぽーと門真・三井アウトレットパーク(MOP)大阪門真(大阪府門真市)の内覧会を2月8日に行った。2業態の複合型施設は同社として初めて。

パナソニックの工場跡地を活用し4つの街区から構成される、大規模複合街作り型開発事業の第1弾となる。周辺には2023年度中に、三井不動産レジデンシャルによる大規模マンション、コストコホールセール門真倉庫店が開設予定。さらに地元企業の東和薬品の施設も建設される。

2業態複合型施設は、京阪本線・大阪モノレール線門真市駅から徒歩8分程度で近畿自動車道・門真IC約0.5㎞の好立地。加えて29年には施設直結のモノレール新駅が開業予定。施設の1階と3階に、ららぽーと門真、2階にMOP大阪門真を配置。異なるゾーンをワンストップで楽しめる。4階屋上には「空の広場」としてイベントステージや遊具、カフェを配し憩い・楽しみのスペースを設置。また太陽光パネルは同社施設で最大級の4500枚を設置し1日平均5207kWhの電力を賄える見込み。このほか施設全体でキッズ・ベビーの遊び・くつろぎ空間を充実させた。

■ららぽーと門真
153店舗が出店。1階建物中央の各フロアをつなぐ吹き抜けセンターコートには、大型ビジョンを設置し催事やスポーツイベントを開催予定。また「門真うまいもん街」とした食の一大ゾーンには、200年以上の歴史を誇る黒門市場公認の市場が誕生。核となる黒門市場11店舗に加え、和洋菓子、惣菜など食物販6店舗の計17店舗が市場エリアを形成する。スーパーマーケットは「ライフ セントラルスクエア」が出店。シネマはTOHOシネマズ初導入のドルビーシネマなど、3種の特長的なシアターが誕生。

3階にはフードコート「Food Terrace」が千席超の規模でオープン。地元の人気店など16店舗を集めた。開放的な空間が特長で西側にはテラス席も。また、パーティーやワークショップ、会議などに利用可能な貸しスペース「ららスタジオ」も導入する。アミューズメントとして「ウルトラアスレチック」「すみっコぐらしあそびスタジオ」もオープンする。

■MOP大阪門真
3月12日に閉館予定のMOP大阪鶴見が、MOP大阪門真として拡張移転リニューアルする。大阪鶴見、大阪門真の比較では店舗数64→98(1.5倍)、店舗面積9400㎡→2万200㎡(2.2倍)、1店舗当たりの平均面積(大阪鶴見から大阪門真へ移転店舗のみ)177㎡→254㎡(1.4倍)。日本のアウトレットに初進出する世界的なブランド4店舗や関西アウトレット初となる13店舗などがオープンする。

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 2業態併せた施設規模は敷地11.64万㎡、延床19.68万㎡で地上4階建。駐車台数4300台。今後、周辺に建設が予定される施設の敷地面積は分譲マンション5300㎡、コストコホールセール門真倉庫店3.4万㎡、東和薬品事業所7700㎡。なお関西における、ららぽーととしては5施設目、アウトレットパークとしては3施設目となる。

フードコートは千席超

施設中央にはイベントスペースのセンターコートを設置

食品ゾーンの目玉「黒門市場」

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