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京都産食材でおもてなし/京のおもてなし―2019―・夏―

投稿日:2019年8月7日

68店舗で特別料理を提供

「プレミアムみのる膳」は10数種のメニューが楽しめ豪華

京都府、京都府農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会京都府本部、公益社団法人京のふるさと産品協会などで構成される「京のおもてなし―2019・夏―」事務局は、第11回目となる京都府産食材を使った京のおもてなし企画を7月16日~8月31日まで開催中。京都府内と東京23区内の68店舗で特別料理が味わえる。

京都府は「京の伝統野菜」「京野菜」を中心に京都で作られる農林水畜産物をブランド化。さらに京都産農林水産物31品目を「京のブランド産品」に位置づけている。

例えば京みず菜は全国的に見ても生産量が多く、シャキシャキとした食感から漬物に使用される他、近年のサラダ人気で存在感を高めている。賀茂なすは1個250gから300gほどもある大型の丸なすで、なすの女王とも呼ばれる。食べ応えがあり、煮崩れしにくいので田楽がおすすめ。万願寺甘とう(万願寺唐辛子) は大型唐辛子ながら甘みとジューシーさがあり、肉厚で柔らかい食感が人気。地理的表示にも登録されており注目の食材。この他、九条ねぎやえびいも、聖護院だいこんなどがある。

8月6日には京のおもてなし企画参加店舗「みのる食堂 高島屋京都店」(京都市下京区)でメディア向け試食会を開催。京都府産食材の特徴を紹介した京都府農林水産部の門馬葵技師は「昨年は豪雨被害もあり京野菜などの生産が減少したが、今年は順調でおいしいものが獲れている」と自信を覗かせた。

今年の京野菜の出来に自信を覗かせる京都府農林水産部の門馬技師

特別メニュー開発の経緯を語る渡邊店長

同店は国産食材の利用拡大を目指し、国産食材を使用する店舗としてJA全農が運営。京都にあるため京都府産食材が中心のメニュー作りで好評だ。今回提供される特別メニューが「プレミアムみのる膳」2160円(おかずのみ1944円)。10数種のメニューが楽しめる豪華な逸品。

旬の食材をメインに扱うため野菜では賀茂なす、伏見唐辛子、万願寺唐辛子などの京野菜が楽しめる。メニューは季節野菜の天ぷら、万願寺唐辛子とおじゃこのさっと煮、さつまいもと九条ねぎのごまみそ和え、鰆の焼き魚、丹波黒どりのあられ揚げ、丹後こしひかりのご飯(+150円で賀茂なすのしば漬入りご飯など季節のごはんに変更可)等が並ぶ。

同店には平日で約100人が来店し、常時提供のみのる膳は平均20食が出る人気メニュー。渡邊隆司店長は、「さまざまな食材を少しずつ、多く食べてほしい」と特別メニューの開発経緯を語った。

京野菜のブランド力は年々高まっている

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