LINEサポートも実施
サントリーウエルネスは、「サントリーセサミン」シリーズ初の機能性表示食品「快眠セサミン」(90粒入り/30日分、4800円)を来年1月19日から通販限定で発売する。2026年に40億円の販売を目指す。12月10日のオンライン説明会で、睡眠市場の現状や今後の展開について説明が行われた。
日本は世界でもトップクラスの不眠大国とされる。睡眠不足は免疫力の低下など多くの疾病・症状の要因とされ、近年では認知機能に影響を及ぼすとの報告もある。睡眠市場は機能性表示食品や寝具などが急成長し注目を集めている。
同社はセサミン利用者からの「目覚めがすっきりする」「寝つきが良くなった」などの声に着目。抗酸化作用による睡眠改善効果を研究したところ、セサミン成分の新たな機能を発見。睡眠に必要なホルモン・メラトニンは加齢とともに減少するが、セサミンはこれを抑制する。さらにトウモロコシ由来成分で自律神経を調整し、起床時の疲労感を軽減させるL―テアニンを加え、商品化に至った。
発売に先駆けて12月11~24日まで、関西・東海エリアでCMを約1500GRP投入。睡眠サプリメントは2015年比で倍増となる120億円市場とされるが、〝睡眠薬〟にはネガティブなイメージも残り明るく健康的なCMで改善を図る。
LINEを利用した快眠サポート(30日間)も実施。同社のアカウントを友だち登録し、アンケート回答により睡眠タイプを決定。その後の質問に答えることで、各タイプに合った睡眠体質作りのアドバイスが得られる。このサポートは、東京家政大学人文学部・心理カウンセリング学科の岡島義准教授の認知行動療法の考えに基づく。
既存のセサミンシリーズは50歳以上がコアユーザーだが、加齢に伴う不眠に悩むのは40歳以降にみられる傾向としており、同社ではより幅広い世代へのセサミン提案に期待を寄せる。
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