日本のモノづくりを世界へ
日本のモノづくりをテクノロジーで世界中に提供することを目指すMOON―X社(東京都世田谷区、長谷川晋社長)は、ブランド第1弾としてクラフトビール「CRAFT X クリスタルIPA」を1月24日から公式オンラインショップ限定で販売を開始した。
長谷川代表は昨年8月に同社を起業した経緯について、P&Gでの生活を豊かにするモノづくり、楽天、Facebookでのデジタル上での購買体験、情報発信などテクノロジーに大きな可能性を感じたという。日本のモノづくりを体現するブランドの構築に向け、作り手との協業、テクノロジーの活用、消費者との継続的な対話を展開していく考えだ。
第1弾ブランド「CRAFT X」は、茨城県で1823年から続く老舗醸造所・木内酒造とのコラボレーション。アメリカのクラフトビールの主流であるIPA特有のフルーティーな味や香りは活かしつつ、苦みを抑えたクリアな味わいに仕上げた。アルコール分6%。税込6960円(350ml缶×12本)。
発売初日に都内で発表会を開き、長谷川代表が会社設立の思いと商品概要を語った。
日本のクラフトビール市場は2011年から18年までの7年間で2倍に成長し、今後さらなる伸長が期待されている。自身がアメリカでIPAのおいしさに感銘を受けたことで、日本人向けのIPAに商機があると判断した。「味わい、浮世絵を用いたデザインは非常にこだわった。SNSなどを活用し世界観を伝えたい」と展望した。
また、木内酒造の木内洋一社長は「ビールとテクノロジーの融合に新しい可能性、魅力を感じ取り組んだ。飲み飽きず、クラフトビール通も納得する出来栄え」と自信を見せた。
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