THE FOOD WEEKLY

TOPICS その他

石井食品、ベビーフード市場に参入へ

投稿日:

27年度 無添加と追跡性で差別化 育児負担の軽減需要狙う

「イシイのおべんとクン ミートボール」などで知られる石井食品(千葉県船橋市、石井智康社長)は、ベビーフード(離乳食)市場へ本格参入すると発表した。長年培ってきた製造過程で食品添加物を使わない「無添加調理」の技術や、食物アレルギー配慮の知見を生かし、2027年度中の商品発売を目指す。原材料の履歴を確認できる独自のトレーサビリティも導入し、安心・安全を求める子育て世帯の需要を開拓する。

「食育」軸に子育て支援

同社は「農と食卓をつなぎ、子育てを応援する会社に」を2030年に向けたビジョンに掲げている。離乳食事業では①素材本来のうま味を引き出す無添加調理、②食物アレルギーへの考慮、③成長段階に応じた食感や具材サイズによる「食育」――の3点を開発方針の柱に据える。

離乳期は子どもの味覚形成や「食べる力」を養う重要な段階とされるが、保護者にとっては毎日の調理負担が大きい。こども家庭庁の資料によると、乳幼児を持つ保護者の約74%が離乳食に何らかの悩みを抱えており、「作るのが大変」「丸のみしてしまう」といった声が多い。同社は素材とだしの味を生かした商品で、家庭の調理負担を減らしつつ豊かな食体験を届けたい考えだ。

商品には、2000年から全商品で運用する原材料履歴管理システム「OPEN ISHII(オープン・イシイ)」を適用する。パッケージの品質保証番号から、原材料の産地や加工地、検査内容などを利用者が確認できるようにする。

同社は2021年から1歳児向けの幼児食を展開してきたが、乳児向けへの本格参入は初となる。商品ラインアップや対象月齢、販売方法などの詳細は今後詰める。

WEB限定記事

-TOPICS, その他

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2026 All Rights Reserved Powered by STINGER.