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週2~3回の納豆習慣、高齢者の認知機能・うつ傾向と関連/ミツカン

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鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の大石充教授との共同研究

週2~3回以上の納豆習慣がある人ほど、軽度認知障害やうつ傾向が少ない傾向――。ミツカン グループイノベーションセンターは8月27日、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の大石充教授との共同研究で、鹿児島県垂水市の健康チェックデータを解析し、納豆摂取習慣と高齢者の認知機能・精神的健康との関連を確認したと発表した。
今回の研究では、2019年度に垂水市の健康チェックに参加した65歳以上の高齢者616人を解析。このうち、週2~3回以上の納豆摂取習慣がある人は351人(57.0%)だった。軽度認知障害が確認された人は133人(21.6%)、うつ傾向がみられた人は125人(20.3%)。

研究では、軽度認知障害とうつ傾向を目的変数とし、納豆摂取習慣に加えて、年齢、性別、教育歴、独居、薬歴、身体フレイル、豆腐・厚揚げ、味噌汁の摂取習慣、食事の多様性などを考慮した多変量ロジスティック回帰分析を実施した。
その結果、週2~3回以上の納豆摂取習慣は、軽度認知障害と有意な負の関連を示した。調整後のオッズ比は0.63(95%信頼区間0.42~0.95、p=0.025)。うつ傾向についてもオッズ比0.63(同0.41~0.97、p=0.037)となり、有意な負の関連が確認された。
納豆と認知機能との関連についてはこれまでにも研究されているものの、結果には一貫しない部分があった。また、納豆とうつ傾向との関連を調べた研究は、これまで妊婦を対象としたものに限られていた。今回、地域の高齢者を対象とした健康チェックデータを用いて、両者の関連を検証した点が特徴となる。
一方で、今回の研究は2019年単年のデータを用いた横断研究であり、「納豆を食べることで軽度認知障害やうつ傾向を予防できる」といった因果関係を直接示すものではない。ミツカンでは、今後、縦断研究や介入試験を通じて、納豆摂取と認知機能・精神的健康との関係をさらに検証していく考えだ。

共同研究者の大石教授は、認知機能障害やうつは人生の質(QOL)に大きく影響する問題だとした上で、納豆の摂取だけで予防につながることが証明されれば意義は大きいとコメント。今後のメカニズム解析や介入研究による検証に期待を示している。
ミツカン グループイノベーションセンターは、今回の結果を踏まえ、納豆の新たな健康効果について研究を継続していくとしている。

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