心も満たす一杯へ今秋ラインアップ強化

浦部氏㊧と佐々木氏
サッポロフード&ビバレッジのスープブランド「じっくりコトコト」が30周年を迎えた。8月18日、東京本社(東京都渋谷区)で発表会を開き、マーケティング本部ブランドマネジメント部の佐々木恭子氏、研究開発本部商品開発研究所の浦部一華氏が登壇。30年にわたるブランドの歩みや今後の方向性を説明するとともに、「じっくり製法」に基づく秋冬の新商品(全てオープン価格)を紹介した。
■手作りに負けないおいしさを30年
「じっくりコトコト」は1996年8月20日に誕生した。当時は現在ほどインスタント食品が充実しておらず、家庭で料理をすることが一般的だった中、「手作りにも負けないおいしさを、気軽に届けたい」との思いからスタート。その後、カップ入り商品や「こんがりパン」シリーズ、缶入りの粒入りスープなど、時代に合わせて新たな価値を提案してきた。30年を経て、社員や消費者から「子どもの頃から飲んでいた」という声も聞かれるなど、家庭に定着したブランドに成長した。佐々木氏は「30年かけて、しっかりとご家庭の中に浸透してきたのだと感じている」と振り返った。今年春には箱シリーズを刷新し、素材の選び方や調理方法を一つひとつ見直した。実際に「インスタントじゃない味がした」「お店みたいでおいしかった」といった反響も寄せられている。

30周年迎えラインアップ強化

人気のブロッコリー、さつまいもを採用
■「じっくり製法」で心も満たすブランドへ
30周年を契機に、ブランドの役割も広げる。物価上昇で節約志向が強まる一方、日々の食事では「せっかく買うなら良いものを選びたい」という意識も高まっていることから、単に空腹を満たすだけでなく、食事や生活そのものを豊かにする存在を目指す。佐々木氏は「単にお腹を満たす液体という存在ではなく、『生活が少し豊かになった』『今日の食事がおいしくて、心も満たされた』と感じていただける存在になりたい」と説明した。その価値を支えるのが「じっくり製法」。浦部氏は、世界各国のレシピや伝統的なメニューからおいしさの秘密を学ぶ「じっくり歴史と向き合う」、シェフが素材を引き立てる厨房での技や工夫を生かす「じっくりシェフの技を学ぶ」、時間をかけて素材の旨味を引き出す「じっくりおいしさを引き出す」の3点を説明。特製チキンブイヨンも、鶏ガラ、鶏肉、玉ねぎ、人参、セロリなどを素材ごとに最適な順番と時間で煮込むことで、雑味を抑えながら自然な風味と旨味を引き出している。「素材本来のおいしさや、その旨味が溶け込んだスープを通じて、お客様に豊かな時間をお届けしたい」と開発への思いを語った。なお、スープ需要期に向け11月からテレビCMも予定している。

外食品質を追求

至福シリーズは料理にも
■素材の魅力を引き出す秋冬新商品
秋冬は、箱シリーズに「じっくりコトコト 濃彩ブロッコリーと3種のチーズ」「同 蜜甘さつまいもポタージュ」(各3食入)を追加し、8月24日から発売する。「濃彩ブロッコリーと3種のチーズ」は、アメリカで親しまれているブロッコリーチェダースープを参考に、セロリシードやナツメグなどを配合。国産ブロッコリーをつぼみだけでなく茎や葉まで使用した「丸ごとブロッコリーパウダー」とし、3種のチーズでコクと深みを加えた。「蜜甘さつまいもポタージュ」は、さつまいも100%パウダーを使い、素材そのものの味わいと優しい甘さ、繊維感のある舌触りを表現する。
カップタイプの「じっくりコトコト こんがりパン ビストロ仕立てチキンクリームスープ」(1人前)は9月7日に発売。特製チキンブイヨンをベースに7種類のハーブを使用し、バターが香るパイを組み合わせ、濃厚なスープとサクサクした食感を楽しめる仕立てとした。
また、「至福シリーズ」からは「じっくりコトコト 至福のコーンポタージュ 5杯分」「同 至福のクラムポタージュ 5杯分」の2品を8月31日に発売する。好みの量や濃さに調整できる仕様とし、自分好みの味わいを楽しめ、パスタなど料理へのアレンジも提案する。
「じっくりコトコト」ブランドサイト
https://www.pokkasapporo-fb.jp/jikkuri/
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