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豚饅がたこ焼きに?神戸企業と学生が挑んだ新発想/老祥記、オリバーソース、神戸国際調理製菓専門学校

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神戸発の「たこ焼きまん」販売へ

左から曹専務、山内さん、大田さん、道満社長

元祖豚饅頭「老祥記」は、神戸のソースメーカー・オリバーソース、神戸国際調理製菓専門学校と共同開発した「たこ焼きまん」を6月23日から26日まで、神戸・南京町の老祥記店頭で限定販売する。販売収益は子ども向け食育活動に活用する。

同商品は、神戸の飲食店や食品メーカーと老祥記がコラボレーションし、オリジナル豚饅を開発する地域貢献事業「ドリーム豚饅プロジェクト」の第5弾。6月18日にはオリバーソース本社でメディア向け試食会が開かれ、老祥記の曹祐仁専務、オリバーソースの道満龍彦社長、商品開発を担当した神戸国際調理製菓専門学校の学生2人が登壇した。

曹専務は、プロジェクト発足の背景について「コロナ禍で南京町から人がいなくなった時、『おいしいものだけを作り続けていていいのか』と考えた」と振り返る。今後も選ばれ続ける企業であるためには社会貢献活動も重要と考え、神戸の食文化向上と子どもたちの食育支援を目的に同プロジェクトを立ち上げたという。

今回の協業先にオリバーソースを選んだ理由については、「神戸を代表する企業であり、おいしいものを作り続けるだけでなく、地域活性化や社会貢献にも積極的に取り組んでいる」と説明した。

一方、道満社長は「プロジェクトの存在は以前から知っており、いつ声をかけてもらえるか待っていた」と笑顔を見せた。曹専務とは以前から交流があり、「神戸の食文化発展について語り合ってきた。今回ようやく一緒に取り組めることになり非常にうれしい」と語った。

神戸発「たこ焼きまん」限定販売

完成した「たこ焼きまん」は、プリッとしたタコに紅しょうがや天かすを合わせ、オリバーソース特製とんかつソースと青のりでたこ焼きの味わいを再現した商品。さらに「どろソース」と「神戸餃子味噌だれ」の2種類のソースが添えられ、味の変化も楽しめる。

「どろソース」と「神戸餃子味噌だれ」で味変も楽しめる


商品開発を担当した神戸国際調理製菓専門学校調理スペシャリスト本科2年の山内海斗さんは、「老祥記といえば行列店、オリバーソースといえばどろソースというイメージを損なわないことを意識した」と説明。大田温斗さんは「当初は中身だけをたこ焼き風にする案だったが、アドバイスを受けて見た目もたこ焼きらしく改良した。食感のアクセントとしてたくあんも加えた」と開発秘話を明かした。また大田さんは「選ばれた時はうれしかったが、商品化されてうまくいかなかったらどうしようという不安もあった」と率直な心境を語った。

学生32人を7チームに分けて実施したコンペでは、エスニック系やデザート系など多彩な提案もあったという。曹専務は「どの案も魅力的で選定は難航したが、たこ焼きまんは純粋においしかった。タコと豚饅の組み合わせは過去にも考えたことがあったが、たこ焼きそのものを表現するという発想はなかった」と評価した。

道満社長は「産学連携の取り組みは多いが、実際に商品化まで至るケースは少ない。学生たちには、自分たちの商品が世の中でどう評価されるかも含めて楽しんでほしい」と期待を寄せる。続けて、「食育にもつながる、みんながハッピーになれるプロジェクトだ」と語った。

最後に曹専務は「当社は豚饅一本でやってきた会社なので、メニュー開発は弱みでもある。その部分を学生たちが補ってくれた。非常に良い商品ができたので、多くの人に味わってほしい」とアピールした。

「たこ焼きまん」は老祥記の豚饅1個とたこ焼きまん2個を組み合わせた3個セットで税込600円。6月23日から26日まで各日200セット限定で販売される。収益は子ども向け食育活動「老祥記放課後キッチン」に活用され、今後、こべっこランドで豚饅作り体験の開催も予定している。

南京町・老祥記

神戸企業と学生が生んだ「たこ焼きまん」

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