アソシエイツ会が総会
シジシージャパンは1月23日、ホテルニューオータニでCGCアソシエイツ会新春合同総会を開催。メーカーと卸店、加盟企業など365社737人が来場し、2022年の50周年に向けた指針が打ち出された。
CGCジャパンの原和彦会長は、今秋の消費税増税は家計への影響が免れないとした上で、増税後の景気対策とキャッシュレス推進という2つの違う政策を一緒くたに実施するところに無理があるとの課題を提起。また、AIやロボット、バイオテクノロジー等さまざまな技術革新が進む中、「今までの延長線上ではないものに自ら変わらなければならない」と大きな決意を表明。4兆5000億円の規模を生かし、新たな時代に合った商品やサービスの創造を誓った。
CGCアソシエイツ会の森山透会長(三菱食品社長)は、今年一部で実現予定の〝ゲノム編集〟〝5G〟といった新たな技術革新へ強い期待感を示した。ゲノム編集については、例えば栄養価の高いトマト、毒性のないジャガイモ、太った鯛、アレルギーがない卵を産むニワトリが可能な時代になると展望。また、5Gについては多数のモノとコネクトできる特徴を挙げ、都市と地方の格差是正にも役立つと指摘。地方から都市部企業への就職機会の創出にもつながり、就職後も地方に住み続けられるという具体的効果の実現を示した。
CGCグループの方針は「変える、変わる CHANGE!2019」とし、今年はサブメッセージに「当たり前を総点検」を加えた。CGCジャパンの堀内要助社長=写真=は今後生き残る組織の条件として、①多くの仮説②多くの知恵とアイディア③協業思考と実践の成果を生んでいる─と定義。常識や基準の認識のズレに対して問題意識を持ち、各分野で当たり前を総点検していく。
シジシーグループは2022年に創業50周年を迎える。この大きな節目に向けて、2019年からの3カ年をホップ、ステップ、ジャンプの年とし、商品、販売、自然災害に備える備災、物流、システムなど8分野で協業活動をより進化させる。
なお、講演会では子供が作る〝弁当の日〟の提唱者である竹下和男氏が「〝弁当の日〟が変える 子ども、家族、日本の未来」について話した。
2019年2月4日付