徳島・にし阿波で協業
エスビー食品は、徳島県にし阿波地域の世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」の存続を支援する。
徳島県でレストラン経営や弁当の製造販売、給食事業などを行う「さわ」と、地域創生事業を行う「ANAあきんど 徳島支店」と共同で〝天空の集落(ソラ)の畑再生プロジェクト〟が始動した。エスビー食品はハーブを中心に作物の栽培を行い、地域の活性化と新たな価値創出を目指す。具体的には栽培支援や、ハーブを使ったレシピ開発、収穫物の商品化・販売支援を行う。5月25日にはローズマリーやセージなどハーブの苗植えを従業員も参加して約3アールの農地で実施した。
世界農業遺産は、国際連合食糧農業機関によって認定され、世界で24カ国74地域、日本では13地域で認定されている(2月現在)。2018年3月に認定された「にし阿波地域」では急傾斜地にカヤをすき込んで土壌流出を防ぎ、傾斜面のまま耕作する独特な農法として400年以上にわたり継承されてきた。
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