納期期限超過の「ネスカフェ」「キットカット」販売
ネスレ日本は、地球のことを考えて行動する日「アースデイ」(4月22日)を前に、総合リユースショップの最大手セカンドストリートと食品ロス削減をテーマにしたコラボ企画を展開する。
本来食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」は、社会的な課題として関心が高まっている。ネスレも課題解決に向け一昨年から、食品ロス削減を訴えるZERO社が開発した食品ロス削減BOX「fuubo」を活用し、納期期限超過により出荷される流通先が限定され、場合によっては廃棄される「ネスカフェ」「キットカット」を販売。今年2月までに累計約1.6tを販売してきた。
今回は、食品ロスの実態や食品ロス削減の重要性を広く伝えるとともに、より手軽に製品を購入してもらいたいという思いからセカンドストリートとのコラボが実現。ネスレ、セカンドストリートの「地球環境問題をより身近に感じ、自分たちのできることからアクションをとってもらうきっかけを作りたい」という共通認識から、「食品ロス削減」「捨てない暮らし」を掲げた専用の売り場を4月21日~7月13日まで全国のスーパーセカンドストリート5店舗(北海道/大谷地店、埼玉県/大宮日進店、千葉県/柏沼南店、神奈川県/LIVINよこすか店、大阪府/八尾店)に設置する。
売り場では、納期期限超過の「ネスカフェ ゴールドブレンド オリジン コロンビアブレンド/ホンジュラスブレンド65g」(各税込537円)、「同 ブラックスティック セレクション(13本入)」(429円)、「キットカット ミニ13枚」「同 オトナの甘さ12枚」「同 全粒粉ビスケットin11枚」(各246円)を、いずれも希望小売価格の約半値で販売。スーパーセカンドストリート大宮日進店(さいたま市北区)では、4月21・22日にコーヒーの無料試飲会も開催する。
ネスレは「中古品の買取査定の待ち時間や、リユース購入者など多くの方に立ち寄ってもらい食品ロスを知ってもらいたい」と期待を寄せる。またセカンドストリートは、食品を取り扱うのは初めて。担当者は「リユースショップとして捨てない暮らしを提案する上で、食品ロスは無視できない。今回をきっかけに、会社としても関心を持っている」と語った。
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