同業態5店舗目、大阪2号店
ライフコーポレーションは10月26日、同社初の駅ターミナル型店舗として健康志向に対応した「BIO-RAL(ビオラル)エキマルシェ大阪店」をオープン。同業態5店舗目(ショップ展開含む)、大阪では2号店となり近畿地区の旗艦店として展開する。
第1期の改装オープンしたJR大阪駅の商業施設・エキマルシェ大阪の核テナント。ビオラル同様にメインターゲットが、30~40歳代女性中心であることから出店を決めた。客数は、大阪駅の1日当たり乗降者数約87万人から十分な規模を想定。
日々の買い物需要に対応すべく農産品を強化した。オーガニック野菜・果物や和歌山県産を中心の地場野菜。デリカでも有機原料や化学調味料不使用にこだわった。商品はバックヤードがないためビオラル靭店から1日2便体制で仕入れ、加工センターを活用する。
加工食品ではオリジナルのメープルシロップやグルテンフリーキヌアクッキー、米粉使用のロールケーキなど同店舗発の新商品のほか、人気の専用マシンで作るピーナッツバターも訴求。売り場面積や既存店の需要動向から水産品の扱いはないが、今後の顧客ニーズによっては対応。素材を重視した地元パンやスイーツ、天然由来の素材を使ったスキン・ヘアケア商品も充実させる。
自然食品の売り上げ増加、新規顧客獲得
ビオラル商品は8月末時点で144品目と拡大を続け、同社のドライ・日配売上高のうち5%を占める(PB合計の構成比は9%)。専門店に加え、レギュラー業態でも98店舗でコーナー化しており、首都圏では前年比130%と需要が拡大中。以前から自然食品に関心を寄せる層が増加しており、コロナ禍でより健康意識が高まり売れ行きに拍車がかかった。
市場では流通各社がPBの価格凍結や、NB値下げを打ち出す傾向にある。同社も価格対応に応じるが、一方で非価格戦略としてビオラル事業を強化してきた。これが新規顧客の獲得につながっている。
【店舗概要】所在地/大阪市北区梅田3-1-1▽営業時間/9~22時▽店長/三木尚子▽従業員数/18人(社員4人)▽売場面積/306㎡▽レジ/セミセルフ4台▽売上構成比(SKU=合計3500)/農産25%(192)、畜産1%(8)、デリカ3%(28)、日配15%(522)、ドライ50%(2025、うち酒類225)、生活関連6%(500)
WEB先行記事