「タリーズ」で家庭用RCに本格参入
伊藤園が、「タリーズコーヒー」ブランドで昨年来伸長する家庭用レギュラーコーヒー市場に本格参入する。コミュニケーションには木村文乃を起用し、ショップ品質の味と香りで市場に新風を吹かせる。
6月7日から新発売するのが「タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト」。スペシャルティコーヒーショップ「タリーズコーヒー」のバリスタが監修したコーヒーを、家庭でも手軽に味わえるドリップバッグだ。厳選したアラビカ豆100%を国内の自社工場で焙煎し、〝焼きたて・挽きたて・淹れたて〟の「3たて」でこだわりの香りを引き出した。フィルターも抽出しやすい丸型の大口タイプを採用する。
味わいは豊かな香りとコクの「スタンダード」、芳醇な香りと適度な酸味の「マイルド」、コク深い飲み応えの「ヘビー」の3種類。各54g(9g×6袋)/税込513円、3袋入ったアソート品291円のほか、7月12日からは3袋アソートにミニケトルが付いたスターターセット(オープン価格)も発売する。
マーケティング本部の志田光正本部長は5月25日のオンライン会見で、「タリーズ」ボトル缶コーヒーがショップ品質が支持されカテゴリーナンバーワンであるように、ドリップバックも後発ながら品質訴求を徹底することでユーザーが獲得できると自信を見せる。シナジー効果を狙い、パッケージにはボトル缶と同じロゴマークを記載。ショップの世界観を再現した売り場も計画する。
コミュニケーションもボトル缶に引き続き木村さんを起用。新テレビCM「香る ザ バリスタズロースト」篇を6月9日から放映、WEB動画、ツイッターを活用したサンプリンも実施する。商品認知を進め手軽に「タリーズ」の味わいに触れてもらうことで、ショップへの来店機会の創出も期待する。
会場には木村さんも駆けつけ、新商品のデモンストレーションではバリスタ級の腕前を披露。少しずつお湯を注ぐたびに「いい香り」と笑みをこぼし、出来上がると「簡単に本格的な味が作れる。入れる時間もとってもぜいたく」とゆっくりとコーヒーを楽しむ時間を提案した。
「タリーズコーヒー」公式サイト
https://www.tullys-cup.jp/
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