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クラフトビール「スプリングバレー」発売/キリンビール

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布施社長は市場1.5倍へ高い期待感

左から二人目が布施社長

キリンビールは好調なクラフトビール市場の活性化に向け、新商品「SPRING VALLEY(スプリングバレー) 豊潤〈496〉」(350ml缶/248円、500ml缶/330円。アルコール分6%)を3月23日から発売する。布施孝之社長は2月26日のオンライン会見で、「一番搾り」「本麒麟」に次ぐ第3の柱として育成する考えを示した。

キリンは「ビール本来のおいしさ、奥深さ、楽しさ」「ビール類市場の魅力化、活性化」を目指し、2011年からクラフトビール事業の構想を開始し、14年から本格的に展開。商品開発、クラフトブルワリー「スプリングバレー」の開業など接点拡大を図ってきた。昨年はコロナ禍もありクラフトビールの缶製品は前年比3割増。今後さらなる伸長が見込めると判断し、事業構想から10年を迎えた集大成として新商品の発売に踏み切る。

新商品「SPRING VALLEY 豊潤〈496〉」

麦芽は「キリンラガービール」の約1.5倍、4種類のホップを使用し、ディップホップ製法を採用することで苦みを抑えながら豊潤な香りを実現した。販促として発売3カ月でテレビCM7500GRPの投下、デジタル施策、さらに料飲店でも提供し年間販売数量約160万ケース(大瓶換算)を計画する。

ビール類市場は昨年まで16年連続で前年割れ。布施社長はこの要因として、ビールの同質化による魅力の欠如と語る。しかしクラフトビールには既存のビールにはない新たな魅力があり、新商品を機にクラフトビールの市場規模を1.5倍に拡大させ、ビール類全体を活性化させると意気込む。またビール類市場におけるクラフトビールの構成比は現在0.9%だが、長期的に5%は望めると展望した。

発売前に「先行体験キット プレゼントキャンペーン」を2月26日~3月2日まで実施する。キリンビール公式Twitterアカウントをフォローし、対象の投稿をリツイートすることで応募。抽選で千人に「先行体験キット(商品350ml×2本、グラス、ブランドブック)」が当たる。

布施社長は市場を1.5倍にすると意気込む

会見でプレゼンする山形光晴常務

キャンペーンサイト
https://www.springvalleybrewery.jp/campaign/hojun496cp_202102/#_ga=2.47690340.257210967.1614320237-1807861960.1614320237

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