アスリートがオンラインで悩みに答える
今年の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の中止を受け、全国高等学校体育連盟とインハイ.tvが部活に励む高校生を応援する「明日へのエールプロジェクト」(大塚製薬特別協賛)が5月26日にスタート。プロジェクト第一弾「オンラインエール授業」では、アスリートが高校生らに向け、今だからこそ伝えたいメッセージを送る。
初日の第1回「オンラインエール授業」では、プロボクサー村田諒太選手が、全国の高校ボクシング部の代表者と「いまとこれから」を話し合った。村田選手は世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者で、ロンドン五輪ミドル級金メダリストと輝かしい実績を持つが、高校時代をはじめこれまでには悔しい思いも体験し、それを乗り越えてきた。高校生からは気持ちの立て直し方の質問が寄せられ、「インターハイが中止になったことは残念だが、別の大会への挑戦や大学進学など新しい目標を立ててほしい」とアドバイス。最後は「どんな状況も捉え方は人それぞれ。将来、今の状況があったから成長できたと思えるようになってほしい」とエールを送った。高校生たちも「夢の選手と話せ、今後の財産になるアドバイスを頂いた。新たな目標を見つけ、応援される選手になりたい」と晴れやかな表情を見せた。
また27日の第2回「オンラインエール授業」では、元プロサッカー選手の川口能活氏、那須大亮氏が高校サッカー部の代表者からの質問に答えた。コロナ禍で自主練習しかできない状況に不安を持つ生徒に対し、那須氏は「自主練習も目的意識を高く持ち、工夫次第で成長できる。つらい感情だけでなく、新しい目標を見つけ前を向いて過ごしてほしい」と回答。川口氏は部活で主将を任される生徒からチームのまとめ方を聞かれ、「私も高校時代は主将を経験し、部員が同じ方向を見て、話し合える雰囲気を作っていた。今は行き場のないつらい思いをしていると思うが、一日一日を無駄にせず強いメンタル、ポジティブな考えを持ってほしい」と励ました。
今後は第3回「オンラインエール授業」(6月4日:16時~)に元女子バレーボール選手の大山加奈氏、第4回「オンラインエール授業」(同12日:17時~)に元サッカー日本女子代表監督の佐々木則夫氏の出演を予定している。
「オンラインエール授業」の詳細
https://sportsbull.jp/inhightv/online-yell/about/
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