世界中のハーブを日本に広めてきた
日本緑茶センターは創業50周年記念祝賀会を11月7日に帝国ホテル東京で開催。会場では創業から今日までをつづったスライド上映、ピアノ演奏、同社のお茶、ハーブ等を使った料理が並び盛大な催しとなった。
同社の前身「日本緑茶振興センター」が誕生したのが1969年。「世界中から集めたハーブとお茶を通じて暮らしに文化とゆとりを提供する」ことをモットーに、50年間邁進してきた。
創業年から手がけるドイツ№1ハーブティーブランド「ポンパドール」や、日本初の輸入塩「クレイジーソルト」等を輸入・販売し〝日本のハーブのパイオニア〟と呼ばれるようになった。
式典で創業者の北島勇会長は、50年を振り返り「良質なお茶、ハーブを探す中で南米のマテ茶、モロッコのアルガンオイル等、日本では珍しい素材と出会い、広めることができた」と回顧。これらの素材は現地でも、日本で広めてほしいと頼まれることも多い。「こうした民間外交ともいえる交流はビジネスを超えた私の使命。今後100年に向け、一層事業拡大を図りたい」と意気込みを見せた。
続いて北島大太朗社長が同社の未来像を説明した。これまで世界中のお茶、ハーブ、オイルを取り扱ってきたが、徹頭徹尾貫くコンセプトがある。それは「新たな市場開拓」「心と身体の健康に役立てること」「食品である以上、美味しく自然に摂取できること」。そこに今後は、「常に研究開発を続けるプロフェッショナルであり続けること」を付け加えた。
昨年、静岡県に研究施設の充実を図った新工場を竣工。「新しいことへの挑戦だけでなく、従来の素材を変化させることもパイオニアとしての使命。創業精神であるネバーギブアップのもと、新たな技術を取り入れていきたい」と決意を新たにした。
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