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お茶とカテキンの力で人生100年時代を豊かに/伊藤園

投稿日:2019年11月29日

第2回「伊藤園健康フォーラム」を開催

フォーラムの様子

伊藤園中央研究所は11月28日に、第2回「伊藤園健康フォーラム」を都内で開催し、一般来場者約500人が参加した。「お茶で人生100年時代を豊かに生きる知恵~お茶とカテキンの力~」をテーマに、お茶に関わる最新の研究が発表された。

会場は「学び」と「体験」の2つのゾーンで構成され、「学び」のゾーンでは、お茶とカテキンについて健康増進の効果、病気予防の観点から専門家が講演。「体験」ゾーンでは、日常生活にお茶を取り入れる「お茶活」を提案。研究成果をもとにした自立神経機能と認知機能の測定体験、ほうじ茶を煎じた際の香りのリラックス効果、お茶を入れることを通じて、心と向き合う「マインドフルネス」などが紹介された。

茶カテキンの効能を説明する衣笠所長

講演には4氏が登壇。基調講演として、静岡県立大学薬学部教授・健康支援センター長の山田浩氏が「お茶でインフルエンザは予防できるか?認知機能低下は改善するか?」、山形大学農学部食料生命環境学科の井上奈穂准教授が「健康診断結果で見直す生活習慣~お茶でコレステロールや体脂肪は下げられるか」について講演。

さらに一般講演としては、日本食文化史・精進料理研究家の麻生怜奈氏が「お坊さんは健康で長生き!~お寺でのお茶料理」、太陽化学ニュートリション事業部研究開発部門参事、三重大学大学院生物資源研究科連携教授の大久保勉氏が「こんなところにも茶カテキン~茶カテキンの用途と効能」について語った。

また、パネルディスカッションでは「人生100年時代『QOLを高める茶カテキンとの上手な付き合い方』」をテーマに、4氏に加え伊藤園中央研究所の衣笠仁所長、モデレーターとして三菱総合研究所プラチナ社会研究センター主席研究員の奥村隆一氏が参加した。

衣笠所長は茶カテキンの効能について、コレステロール値と体脂肪の低下、インフルエンザや花粉症の予防、脳機能改善などへの期待を示唆。さらに「お茶は人と人をつなぐコミュニケーションツールでもある。お茶をゆっくり飲むことで、人生を楽しんでほしい」と、日常生活での取り入れ方をアドバイスした。

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