全国を網羅する幹線物流の実力とは
日本アクセスは1月24・25日の2日間、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)で、総合展示商談会「春季Food convention 2019」を開催。出展企業数は約600社、得意先1万1000人の来場を見込む。
西日本営業部門の展示会(1月17・18日/インテックス大阪)と同じく、「New ACCESS Way2020~進化・創意~」をテーマに開催。大阪会場を上回る約600社の出展はクロスカテゴリーで27社、ドライ156、アイス16、冷凍食品22、和日配104、洋日配48、乳製品20、生鮮・デリカ92、その他で約115社。
初日に会見した東日本営業部門長の亀岡正彦取締役専務執行役員=写真上=は、同部門の第3四半期(2月5日発表予定)までの概況を報告。売上高は前年同期比100.5%と前期水準を維持。乳製品および洋日配、フローズン(101.3%)が好調と説明した。
また、展示会概要(1月19日WEB版で紹介)については、大阪会場に続き松本隆司執行役員海外事業・マーケティング管掌兼マーケティング・RS部長=写真下=が説明。大阪会場との違いについて、日本アクセス北海道担当の〝北海道物産〟の充実を挙げた。特に4年目を迎えた北海道から九州までを結ぶ幹線物流では、今春、近畿→関東便も稼働。すでに沖縄を除く全国をカバーする中で、北海道から関東圏への商流は20億円規模まで拡大し、同部門の販促提案の大きな武器となっている。人気の北海道グルメが身近なスーパーでも毎日買える体制を構築済みだ。この他、地区商品部厳選の加工食品、チルド、フローズンも多彩な展開で来場者の関心を集めた。
また、同社の強みとなるチルド、フローズンはもちろん、乾物乾麺、生鮮デリカの充実。拡大を目指す酒類ではチルド生酒を中心としたおつまみとのマリアージュ提案。菓子類では「ふくの日」など催事を通じた和洋菓子売場の強化。20年目を迎えたMart新商品グランプリの開催。NECソリューションイノベータとの取り組みによるVRでは匂いのデバイスを活用した世界初の買い物体験、導入企業が増加するストアアプリなどのデジタルプロモーションが進化。さらにアクセス業務用市場開発研究会(AG研)の取り組みや、平成の最後を盛り上げる販促提案など見どころは満載。業界最大規模の展示会に相応しい内容には、多くの来場者がたっぷりと時間をかけていた。
なお、今後のエリア展示会の日程は、中部エリアで1月30日(ポートメッセなごや)、中四国エリアで1月31日(コンベックス岡山)、九州エリアで2月7日(福岡国際センター)の開催を予定している。
WEB先行記事(スライド写真は12枚と13枚)