企業側の人知れぬ努力も…
ローソンは2月3日から3週にわたり、全国のローソン店舗(約1万4000店:2024年12月末時点、一部店舗を除く)で、価格据え置きで重量や具材などを約47%増量した、おにぎり、店内調理弁当、調理パン、デザート、菓子など過去最大となる計31品を対象に「盛りすぎチャレンジ」として展開している。
盛りすぎチャレンジは2023年の2月から12品でスタート。24年は2月(19品)と6月(11品)に開催し今年で4回目。今回は対象商品の「種類がもっと多いと嬉しい」というユーザーニーズに応え品ぞろえを大幅に強化した。イベント期間中の客数は、過去3回平均で1店舗当たり105%と伸長。40~50歳代の客層が中心だが、これまで店舗利用のなかった20歳代の利用が大きく伸びており、幅広い層から注目を集めている。
これにより、通常のセールでの売上伸び率が10~15%増であるのに対し、同イベントは1.6倍程度の盛り上がりが見られる。これはお得感に加え、どの商品がどれだけ増量になっているのか、見て楽しめることが大きい。さらにおいしさについても高評価を得ており、また、個人消費が基本のコンビニ商材が、この時ばかりは家族や友人と分け合って楽しめることも人気の要因だ。この企画は今後も継続する方針だが〝楽しめる企画〟として単純値下げではなく、あくまで増量にこだわっていく。
その楽しみを実現するには企業側の人知れぬ苦労や努力も。食原料のほとんど全てが高騰する昨今、増量が可能かどうかの原料選定に始まり、増量企画のため製造時間も通常より1.5~2倍ほど増える。製造ラインの配置や盛り付け手順を工夫するなどして対応している。
第1弾の多くは4日から発売。週替わりで毎週火曜日にその週の対象商品が登場する。商品の多くは今回、初めて同企画に採用されたメニュー。1週目はラーメンや、バーガーなど食事性の高いものが中心。また家庭用の菓子製品も強化。11日からの2週目もパスタやサンドイッチ、菓子製品に加え焼鳥やハムカツもラインアップ。18日からの最終週は、人気カテゴリーのスイーツが中心。またデリバリーでも限定商品を展開する。
●詳細
https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1497465_4659.html
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