全国の鍋料理を徹底調査
紀文食品は10月10日、17日に「紀文・鍋白書2024年」を前後編に分けて発表。家庭の鍋料理の調査を実施し、結果を同社ホームページで公開した。
前編では主要7地域(北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県)の20代~50代以上の主婦1400人を対象にした調査結果を発表(調査日程:8月19日~20日、調査手法:インターネットによる自宅回答)。
おでんに関する調査では、昨年の秋冬(23年9月~24年2月)に家庭でおでんを作って食べた回数は、月平均3回以上であることが判明。作るきっかけは「寒い時」が8割以上を占めるなど、季節の変化に関連した項目が上位にあがった。また、好きなおでん種は「大根」「玉子」「餅入り巾着」の順で上位にランクインし、すべてのエリアで「大根」「玉子」が2トップとなった。
鍋料理に関する調査では、昨年の秋冬に家庭で鍋料理を作った回数は月平均約8回。年代別では50代以上が8.72回と最も多かった。好きな鍋料理はすき焼きが1位、次いでしゃぶしゃぶ、キムチ鍋が上位にあがった。また、同期間に「おでん」を食べた人は58.9に達し、最もよく食べられた鍋として26年連続で1位を獲得した。
後編では全国47都道府県の20代~50代以上の既婚女性4700人を対象にした調査結果を発表(調査期間:8月20日~27日、前編と同手法)。鍋料理の準備において重視する項目は「簡単さ・手軽さ」が47.8%でトップ、「野菜がしっかり摂れる」が39%で2位となった。なお、1994年の第1回目の調査では、準備の手間よりも栄養のバランスやボリューム感を重要視する傾向があった。
おでんによく入れる具材についても調査を実施。1位には「ちくわ」が選ばれ、これで3年連続の1位となった。また、地域別では「はんぺん」は関東エリア、「ごぼ天」は西日本、特に関西エリアで高い喫食率を示した。
WEB先行記事