最初から最後までおいしい
サントリーは4月4日から新発売する「サントリー生ビール」の商品説明会を、3月28日に東京(ベルサール東京日本橋)・大阪(大阪新阪急ホテル)で実施。東京では西田英一郎常務とCM出演者とのトークセッション、大阪では阪急梅田駅構内に設置したポップアップストアを披露した。
同社では酒税改正によるビール人気の高まりへの対応、新提案による市場活性を行うべく今期はビール事業に注力。「サントリー生ビール」は、昨年「ビアボール」を開発したイノベーション部によるチャレンジ商品第2弾となる。
コロナ禍による在宅時間の長期化で、ビールユーザーの飲用スタイルは変化。以前のように帰宅して〝とりあえず一杯〟の習慣的飲用から、家族とともに食事をしながら利用する傾向にシフト。このため同社では「飲み始めから飲み終わりまで、ずっとおいしい」ビールが求められていると分析。さらに発売前に行った1万人のユーザー調査では、若者からヘビーユーザーなど幅広い層にヒアリングを行い、ビールに対する心理的な需要まで調べ上げた。
こうしたデータを基に、麦芽やコーンのうま味・特長を引き出すトリプルデコクション製法を活用した「サントリー生ビール」を開発、飲み応えと飲みやすさの両立を実現した。製法特長はパッケージに「トリプル生」と記載して訴求。4日から発売するのは350ml缶・500ml缶でオープン価格。想定売価は350mlで200円前後を見込む。30~40歳代を中心に幅広い層に提案する。樽や瓶入りなど業務用の展開も検討中で、樽は4月からテスト販売を予定。
初年度(4~12月)販売数量は300万箱を目指す。大阪で会見した田中嗣浩執行役員は「半世紀を超える当社の技術・知見を注ぎ込んだ新商品を、ボリュームゾーンに投入する」と強調した。東京会場では同社取締役常務執行役員・西田英一郎ビールカンパニー社長とCM出演者の山﨑賢人さん、上白石萌音さん、お笑いコンビ・オズワルドがトークセッションを行った。CMには坂口憲二さん、アニメ・ルパン三世の銭形警部も起用される。
阪急梅田駅構内に設置したポップアップストアは3月28日~4月4日まで展開。また3月29日~5月7日の期間、東京・名古屋・新大阪の各駅ホームで同様のショップ展開を行う。
ブランドサイト
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