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PBF新事業で不二製油と共同開発/カゴメ

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大豆と野菜の新ブランド

藤關SOVE事業部長

カゴメは、プラントベースフードの新規事業として、消費者向け直販事業(DtoC)の新ブランド「SOVE(ソブ)」を10月3日に立ち上げた。同ブランドでは大豆と野菜が主原料のオリジナル食品を取り扱い、第1弾は不二製油と共同開発したシリアルで、SOVE専用サイトでのみ販売する。

市販用のパスタソースやレトルトカレー、他社と共同開発した冷凍食品のオムライスなど、これまでも多くのプラントベースフード(PBF)を販売してきたカゴメ。新ブランド「SOVE」は既存のPBFとは一線を画し、新たなコンセプトとこれまでにない手法により誕生した。

大豆(Soy)と野菜(Vegetable)を組み合わせた造語のSOVEブランドは、主原料も大豆と野菜のみ。そのため既存のPBF商品は取り扱わず、誰もが楽しく続けられる商品を新たに開発・販売することで「PBFの食事習慣化」を目指す。

メインターゲットを20~40代女性とするブランド設計には、同社公認のアンバサダーの声を重視した。おいしいだけでなく、体と地球環境にやさしい商品であること。従って動物性原料や香料・保存料を使用せず、体に必要なタンパク質や食物繊維などの栄養素は食品添加物ではなく素材として配合する。容器包装なども環境に配慮した資材を使用し、これらを遵守したうえで商品開発に臨むことを、同ブランドでは「ユーザーへのお約束ごと」と表現した。

厳しい条件下で商品開発パートナーに選んだのは、不二製油。共同開発した第1弾商品は、食感やサイズが異なる2種類の大豆パフと、フリーズドライの野菜キューブを組み合わせた「SOVEシリアル」(300g、税込1728円)で、SOVE専用サイトにて10月3日に販売スタート。

なお、同日付で専任部署としてSOVE事業部を新設。発売に先立ち9月28日に行われた発表会では、SOVE事業部長となる藤關明宏執行役員=写真=が、商品および事業スキームについて説明した。第1弾商品をシリアルにしたのは「朝食などで食習慣化しやすい」が理由であり、少数派のPBF喫食者を増やし、国内のPBF市場を拡大させること。

そのためSOVEシリアルでは毎日食べても飽きないよう、7日間分のオリジナルレシピを提案する。植物性ミルクや牛乳・ヨーグルトのほか、温かいスープやみそ汁との相性も良い。大豆パフが噛み応えのある大豆肉に変身し、甘味が少ないため容易に味変もできる。

また、食習慣化を定着させるため3袋注文必須の定期便を推奨し、こうしたDtoCノウハウは既存の直販事業での経験を生かす。販路が直販サイトだけのDtoCは業績を伸長させるのが難しい分、利益率が高い。しかし藤關執行役員は「ユーザーと直接繋がれるのが最大のメリット」とし、今後もユーザーニーズを取り入れて洗練されたブランドに成長させていく考え。

第2、第3弾商品も不二製油との共同開発で、来年度中での発売を予定している。

2022年10月10日付

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