機能性取り入れ中・高年層を開拓
ダイドードリンコは、花王ヘルシアの健康機能性を取り入れた新しいエナジードリンク「The BURNING(ザ・バーニング)」(250ml缶、183円)を開発。9月2日にオンライン新商品発表会を開催した。
エナジードリンク市場は「レッドブル」「モンスターエナジー」の2強が大方を占めるが、第3極を狙うのではなく、健康提案を通じた新カテゴリーの創造として9月20日から発売する。
コロナ禍では健康意識が高まる一方、ストレスを感じる人が増えている。同社では苦戦が続く飲料市場でエナジー系は伸長しており、またリフレッシュ時に飲用されていることに着目。健康・ストレスの両方に対応した飲料商品が市場に見られないことから、内臓脂肪を減らす花王ヘルシアを採用し、機能性食品として展開する。
新商品は茶カテキンを1本当たり540㎎配合。トロピカルフレーバーとカテキンが織りなす新感覚の味わいが特長。クエン酸の酸味とカテキンの渋みでキレが良く、飲みやすさにもこだわった。量販店、ドラッグストア、自販機など多チャンネルで展開し、継続利用を促す。
既存のエナジードリンクユーザーと違い、健康意識の高い30~50歳代の男性中心に訴求。これまで「大人のカロリミット茶」は女性、サプリメントはシニア向けに展開しており、新商品は空白地帯だった中・高年男性への健康提案となる。
なお、花王は茶カテキンなど独自のポリフェノール素材の販売を始めており、ザ・バーニングはこれを採用した商品の第1号となる。
2021年9月13日付