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炭酸飲料1億c/sへ/アサヒ飲料

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健康価値で新需要創出

岸上社長

アサヒ飲料は1月20日に都内で2020年事業方針説明会を開き、岸上克彦社長は戦略骨子として「炭酸カテゴリー強化」「新価値創造商品の投入」を掲げた。

今年も「ブランドを磨き、ブランドで挑む」という活動方針は変わらない。「三ツ矢」「カルピス」「ワンダ」「十六茶」「おいしい水」「ウィルキンソン」の重点6ブランドへ経営資源を集中させ、年間販売2億7050万を計画する。

19年は大型PETボトルの値上げ、需要期の天候不順など飲料市場には逆風が吹いた。今年は夏場の東京オリンピック・パラリンピックの開催、インバウンド需要の拡大も予想され市場活性化が期待される。

岸上社長は「ブランド戦略により強固な経営基盤づくりと、新たな価値を創造し、業界のリーディングカンパニーを目指す」と力強く語る。

中でも強化するのが炭酸飲料カテゴリー。透明炭酸№1「三ツ矢」、炭酸水№1「ウィルキンソン」に加え「カルピスソーダ」、エナジードリンク「モンスター」「ドデカミン」など強力ブランドを擁しカテゴリー計の年間販売目標は1億。

「三ツ矢」は136年の歴史を持つ〝国民的炭酸飲料〟と位置付けたプロモーションを展開。主力の「三ツ矢サイダー」は4月にデザインを刷新、年間1400店舗でのイベント、328万人へのサンプリンを行う。新商品「三ツ矢 特濃オレンジスカッシュ」も4月7日に発売する。

「ウィルキンソン」は炭酸の強い刺激が支持され、昨年は過去最高の2694万を販売し、市場シェアも48%と10ポイント近く拡大。今年は圧倒的市場シェアを背景にしたナンバーワン訴求で、年間3000万を目指す。

また「健康価値の新提案」を進めることで、新たな需要も開拓する。新ブランド「PLANT TIME」は、女性のリラックス時を狙った植物ミルク使用のラテ飲料。3月31日に「ソイミルクティー」、5月12日に「ソイラテ」を発売する。

「カルピス」ブランドからは、健康によく栄養価が高いイメージの豆乳を発酵して作った新商品「GREEN CALPIS」を4月7日に発売する。40~50代女性をターゲットに、ブランド初の〝植物生まれ〟を訴求する。

さらに社会課題解決に向け、「ブランドを活かした共通価値創出」にも取り組む。海洋プラスチック問題についてラベルレスボトル、リサイクルPET含有ボトルは採用ブランドを拡大。「おいしい水 ラベルレスボトル」は容器包装の制度が変更され次第、タックシールも貼付しない完全ラベルレスボトルに移行する。災害備蓄用として賞味期限6年の長期保存水「おいしい水」を、持ち運びに便利な小型PETで3月3日に発売する。

安定供給、物流効率化に向け生産物流体制を全国4ブロックから6ブロックに増やす。社外とのアライアンス強化、アサヒグループ内の製造設備への投資、DCの大型化を図っていく。

2020年2月3日付

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