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さいたまスーパーアリーナで秋季展示会/日本アクセス

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フルライン卸へ酒類・菓子の強化進む

多くの来場者が詰めかけた東日本会場

日本アクセスは7月24・25日の2日間、さいたまスーパーアリーナで秋季フードコンベンション2019を開催。約1万1000人の来場者を見込む。

テーマは西日本会場と同じく、「New ACCESS Way2020~進化・創造~」。会場には約600社のメーカーが出展。内訳はクロスカテゴリー29、ドライ159、アイス13、冷凍食品28、和日配109、洋日配45、乳製品21、生鮮デリカ110、その他は約86社。開催初日には佐々木淳一社長ら幹部が会見。佐々木社長は前週に大阪で開催した西日本エリア向け展示会を振り返り、増税を前に小売業は新商品への期待感が高く商談も活発、企業のトップが多く来場し盛り上がったと総括。本展示会も「商品開発と販売の強化」をテーマにした提案・展示を展開。そして、新ブランド「からだスマイルプロジェクト」を発表したほか、フルライン卸、生鮮・デリカ・業務用・外食、ロジスティクスを注目ポイントに挙げた。

初日に会見した佐々木社長

また増収増益の第1四半期業績は、売上面ではリージョナルスーパー、ドラッグストア、外食業態が伸長。収益面では物流費高騰を不採算取引とロジ収益の改善で補ったとしつつ、今後の見通しについては「楽観視できない」とコメント。

この他、SDGsへの対応として、展示会終了後に残った商品(賞味期限が3カ月以上残るドライ商品)をフードバンクに寄付する取り組みを昨年から実施。39メーカーから190ケースの商品が寄附されたことを明かした。今夏の東西の展示会でも継続する。(下に続く)

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(スライド写真は15枚)

展示会場入口では新ブランド「からだスマイルプロジェクト」を大々的にアピール。そしてフルライン卸を目指す上で欠かせない、酒類ではチルド生酒「キリリ生の酒」やラグビーワールドカップ開催を前にクラフトビールの提案。さらに菓子の積極提案を初めて実施した。強化するドライでは嗜好品の中からお茶を訴求。業界№1の乾物乾麺はさまざまな角度から提案力に磨きをかけたほか、強みでもあるチルド、フローズン、駅弁も多彩。生鮮・デリカ・フードサービス、AG研も大阪会場に続き来場者の関心が高く、積極的な試食が行われた。

この他にも今年度から取り組み強化を掲げる「情報卸」としての機能、ロジスティクスも欠かせない。Mart新商品グランプリは21回目を迎え、試食会場では来場者の関心の強さが窺えた。

北海道と沖縄の物産展も充実。それに伴う北海道幹線便と全国幹線便は同社の提案力を拡げる。東日本独自企画では「鍋」「年越しそば」をクローズアップ。そして消費増税、インバウンド、防災をテーマとした分析も展開。フローズンでは日本全国の冷凍食品を試食。チルドは生ゆばそばをアピール。ドライではだしパックにクローズアップした。

なお、来年の秋季フードコンベンションは、東日本会場がオリンピック開催の影響を受けて7月16・17日の2日間、大阪・インテックスでの合同展示会形式で実施する。会場スペースは従来よりも広く取り、来場者は1万人以上を目指す。

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2019年8月5日付(スライド写真は15枚)

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