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展示会

過去最多の出展で発掘展示会開く/トーカン

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全国から138社が参加

多くの人でにぎわった。珍しい商品が多く、来場客の滞留時間も長い

伊藤部門長

トーカンは11月29日、名古屋市中小企業振興会館で、2023年度トーカン発掘展示商談会を開催。北海道から沖縄までの138社(市販ドライ56、市販要冷40、業務用42)の出展社数は過去最多で、うち58社が初出展。得意先は約250人が来場した。

地域商品の情報発信を行う展示会。同社商品統括部・伊藤信宏部門長は、コストアップ・値上げが続く厳しい環境の中、「今こそ価格ではなく価値を提案し、展示会で得られたことを今後の商いにつなげてほしい」と参加メーカーに呼び掛けた。

アフターコロナに入った今回は、全国から特徴的な商品が集まった。また、ドライ・要冷・業務用のバランスを取り、カテゴリーに偏りがないようにしたことも特長。コロナ禍で情報が十分確保できなかった地域メーカーは、情報の収集・発信に積極的となっており、計画を上回る出展社数に。また、来場者は一般流通企業や外食・中食業態に加え、今年から同社が国分とともに取り組む鉄道会社の売店も訪れた。各業態に多品種小ロット生産が可能な地域メーカーならではの商品を提案。

トーカンオリジナル商品では「名古屋風しょうゆ味のたこ焼材料セット」がイチ押し。だし入り醤油が入った味付たこ焼で、キャベツを入れるのが特長。9月下旬に発売以来、地元での採用率は高く、マネキン販促も投入しながら販売エリアを広げる予定。また、東海地方で収穫された農産物の加工品「東甘堂」ブランドは、ブランドショップの売れ筋「おいもチップス」を常温商品化した「焼き芋かし」を訴求。さらに地元で人気の外食店とコラボした商品も展開。このほかデリカ向けに外食メニューのキット商品が売れる傾向にあり、伊藤部門長は「今展示会で、新たに魅力的な外食メニューがあれば、キット商品化を検討したい」と意欲を見せていた。

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