東京オリンピックに向け家飲み需要獲得は欠かせない
日本アクセスは1月22・23日にさいたまスーパーアリーナで、東日本営業部門主催による総合展示商談会「東日本 春季フードコンベンション2020」を開催。約1万1000人の来場者で賑わいを見せた。
ダイナミックプライシングやフリーマガジン「TABLEVA(タベレバ)」といったソリューション提案。さらには強みとするデリカ・惣菜・フードサービスの提案に来場者の関心が集まった。前週(1月16・17日)の大阪開催同様に、「New ACCESS Way2020~進化・創造~」をテーマに開催。前年と同じく約600社のメーカーが出展した。内訳はクロスカテゴリーで29、ドライ148、アイス18、冷凍食品30、和日配101、洋日配47、乳製品19、生鮮デリカ97、その他は約111社。(下に続く)
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主な展示会概要は西日本開催(1月27日付紙面・WEB版で掲載)と同じ。東日本開催では東京オリンピック開催を見据えた内食需要を捉えた「家飲み すたいる」提案が注目。辛いおつまみ各種や、パーティーシーンに好適な大容量商材、そして金メダルにちなんだ金色のパッケージ商品を揃えた。
さらにスポーツを楽しむデリカ商材を拡充。片手で食べやすいワンハンドメニューやおつまみのセット、各国のグルメ等を紹介。主なものでは、キユーピーが提案した「ペイザンヌサラダ」は、フランスで親しまれる田舎風のサラダ。日本の寿司とメキシコのブリトーを融合した「寿司ブリトー」など。
さらに、市場や生活者動向、食卓の変化を捉えた「マーケットアイ」コーナーでは、19項目にわたる今年の情報・トレンド・販促ネタがパネル展示され、多くの来場者の関心が寄せられた。中でも注目はポスト「タピオカ」予想。チーズティーやレモネード、バナナジュースなど8品目の中から、来場者が注目するドリンクを予想するもの。この他、増加するインバウンドに向けた花見の展開方法や、暑すぎる夏への対策など盛りだくさんの内容となった。
今年も好評を博した北海道ブース(北海道グルメ横丁)は、例年以上に屋台感を演出。ラーメンなど人気商品に加え、「のびーるチーズまん」「道産果汁アイス」など日本アクセス北海道の開発・発掘商品も満載。
初日に会見した東日本営業部門長の亀岡正彦取締役専務執行役員=写真=は、東日本営業部門の第3四半期売上(速報値)についてコメント。単体は前年同期比101.7%、連結は101.9%と前年を上回る進捗にあるとし、次年度の中期経営計画最終年度を前に、計画達成に向けて邁進する姿勢を示した。
また、昨年9月に発売した新ブランド「からだスマイルプロジェクト」は、包装米飯、レトルトスープ、レトルトカレーを中心に12月までに約4000万円を販売。年間2億円の計画に向けて順調をアピール。
さらに国内ナンバーワンのレシピ動画サイト「kurashiru」を運営するdelyとの業務提携(1月15日発表)で注目される取り組みの一端が会場で紹介され、多くの来場者から高い関心を集めていた。今秋に発売を予定するkurashiruとの共同開発商品9品が先行紹介。チルド惣菜4品、冷凍惣菜5品の発売をメーカー各社と計画中。特に冷凍食品への注目が高まることが予想され、担当者は価格訴求型ではなく、250円~300円の定番訴求を進める考えを明かした。
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