THE FOOD WEEKLY

展示会

冷え対策で〝夏の鍋温活〟/日本アクセス

投稿日:2020年2月3日

中四国春季展示会は岡山で

中四国企画の目玉「夏の鍋温活」

日本アクセスは1月30日、「New Access Way2020~進化・創造~」をテーマとした、中四国エリア2020年春季展示会をコンベックス岡山で開催。307社が出展、1500人が来場した。

中四国独自の企画として「夏の鍋温活」を提案。猛暑により空調機の整った室内に長時間滞在した結果、冷えすぎなど体調不良を訴える人が増加。この傾向を受け、夏冷え対策として鍋メニューを推奨した。9―5月は気温が下がると鍋物の動きは活発化し、上がると売れ行きが鈍る。これに対して6―8月は気温上昇でも鍋類は伸長しており、すでに鍋温活を実行している人は存在すると分析した。また天候不順から季節商材の販売が難しくなる中、アイスクリームが冬場でも売れたり、おでんの素を浅漬けの素材として通年活用している例に倣い、鍋つゆも通年販売を目指す。

また2月9日を「大福の日」、毎月29日を「ふくの日」として行う和菓子の販促企画にも注力。特に強みであるチルド品はロングライフを訴求。従来3―4日間だった和菓子の販売期間を、1週間程度まで日持ちするようになったことから、多様なクロス販売など販促企画も増加。プライスラインも多岐にわたり、差別化した売り場作りに貢献する。

このほか約50社の商品を揃えた「菓子万博」や全国各地から商品を集めた「乾物乾麺」コーナーも展開。バーリーマックスを中心とした「からだスマイルプロジェクト」、「Delcy×全農」による国産冷凍野菜など同社ブランドも訴求。Mart新商品グランプリはMart会員による試食、投票でランクインした14品を紹介した。

チルドコーナーでは市場が拡大中の「植物性飲料・ヨーグルト」を提案。また国産チーズ各種、和菓子、駅弁なども紹介した。フローズンでは、フローズン・アワードの結果を活用した販促提案を実施。生鮮では中四国企画として「稼げる生鮮」をテーマに原体・加工品を用意。農産売場に国産フローズン品を提案したほか、水産ではSABARとコラボしたメニューを展開。畜産は即食商品を中心にインストア向け精肉惣菜を提案。

デリカでは「極みビーフメンチカツ」など、同社オリジナルメニューを紹介。また中四国企画としては店内加工の蒸しパン、野菜摂取の提案、唐揚げの銘店「鳥しん」「しげ盛」を誘致して試食を実施。北海道原料使用のメニューやオリンピックを盛り上げる販促・商品、セントラルキッチン向けの添加物を中心とした商品などを紹介した。これ以外にも北海道や高知の物産コーナー、「気づき」を提案する「eatoco」ではトレンドや簡便品、熱中症対策なども進める。

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