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ポテサラ好きの声反映、決め手は食感/キユーピーG

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記念日前に総菜売り場で期間限定

竹中成人社長㊧と営業企画部の加賀見紗代氏

キユーピーは10月10日「ポテトサラダの日」を前に、キユーピーマヨネーズファンクラブとの共創による新商品「胡麻マヨ☆和風八菜ポテサラ」を10月1日から期間限定で発売。

製造を行うのはグループの中食惣菜分野の中核企業デリア食品。同社は1975年の設立から来年で50周年を迎える。サラダや惣菜、米飯、麺類、漬物など中食惣菜分野での売上高は641億円(2023年度)。キユーピーグループの14.1%を稼ぎ出す。主力品であるポテトサラダはスーパーマーケットで約40%のシェアを握る。取り扱うじゃがいもは、北海道産を中心に年間で1.4~1.5万t。また、サラダや惣菜を販売する直営店「Deli comer(デリコメール)」を東京都内で3店舗展開する。

人手不足を背景とした生産現場での自動化・効率化を進める中、SKU削減も重要な課題。竹中成人社長は「昨年、35%のSKU削減に取り組んだが、5%程度にとどまった」と中食惣菜業界特有の現状を指摘し、並行してNB強化による独自性が鍵を握る考えを示した。

そんな中で10月1日から発売された「胡麻マヨ☆和風八菜ポテサラ」は、会員数14万人が集うキユーピーのオンラインコミュニティとの共創だった。この共創プロジェクトは2022年から始まり今年で3年目。今回は「野菜をたのしむポテトサラダ」をテーマに、ポテトサラダ好きの声を反映した。れんこんやごぼうの食感が楽しめる、8種類の野菜が入った和風テイストに仕上げている。竹中社長は「人手不足からスーパーマーケットではアウトパック比率が高まっている。フレッシュとおいしさの延長線がポイントになる。我々には長年培ってきたノウハウがある」と自信をのぞかせた。

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