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家計応援!大手量販店の〝期間限定値下げ″相次ぐ

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イオングループや生協など

食品などの値上げが依然続く中で「家計応援」などと銘打った大手量販店の期間限定値下げキャンペーンが相次いでいる。ここ2~3年、各地の食品スーパーなどが行っているが、年々、品目数を拡大する傾向で、今年の8月以降も各地で値下げ企画が散見される。

●イオン
8月21~31日までの11日間、イオン、イオンスタイル、マックスバリュなど全国約2千店舗で食品や日用品のメーカー商品67品目(事業会社や店舗により品目数は異なる)を対象に「イオンの家計応援!期間限定値下げ」を実施。物流の効率化やメーカーからの一括仕入れなどを通じて合理的なコスト削減を行ってきた。今回、グループの商品調達機能会社・イオン商品調達とメーカーなど仕入先が協力。特に支持が高い商品を中心に、工場の稼働率向上や配送の工夫など様々な効率化に取り組むことで、食料への支出が多くなり、夏休みのお出かけなどで家計への負担が大きくなると想定される8月に、期間限定での値下げを実現した。
〈イオンスタイル幕張新都心の一例(※カッコは税込価格)〉

また、グループのフジ(広島市)も同期間に「生活応援 緊急徹底値下げ」を実施。なお、イオンは7月から全国約1万店舗で、夏の生活シーンに活躍する商品を中心に「トップバリュ」32品目を価格改定(値下げ)している。
〈マックスバリュ段原店の一例(税別)〉

●日本生活協同組合連合会(日生協)
日生協および全国各地の生協が「くらし応援全国キャンペーン」を9月1日から11月まで実施(実施期間、対象商品、割引率は各生協によって異なる)。2022年からの取組みで、今年は第3弾となる。対象商品は宅配・店舗で利用が多く、くらしに身近な日配商品・加工食品を中心に、全国共通商品のみで約180品目。前年から20品目増やした。増加分には〝生協の魅力が感じられる商品″としてカップスープやトマトケチャップの追加、昨年組合員の利用が高かった冷食を8品から29品に増やすなど商品内容の充実を図っている。
なお、昨年の同キャンペーン対象品の期間中総供給高(売上高)は約108億円(前年比119.7%)だった。
全国の生協の中でもトップクラスのコープこうべは、同キャンペーンを店舗(135店舗)では9月6日~12月5日まで、宅配(約48万件利用)は8月26日~11月16日まで実施。昨年の対象商品(コープ商品)83品目を大きく上回る102品目を展開する。

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