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お歳暮・冬ギフトシーズンが到来/そごう横浜店

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ギフトセンターでは展示品・フロア構成が変化し「おせち」も登場

そごう横浜店では「お歳暮ギフトセンター」が11月8日オープン

晩秋並みの寒さが突然訪れ、年末に向けて一気に気分が盛り上がってきた。

量販店・百貨店などではすでに年末商戦がスタート。
10月中旬頃から先行販売を行ってきた「お歳暮・冬ギフト」も店頭での特設コーナーが順次開設され、にぎわっている。

■西武・そごう、今年のテーマは「集いのごちそう」
首都圏でも11月1日以降、主要百貨店が「お歳暮ギフトセンター」を相次いでオープン。
西武・そごうでは「集いのごちそう」をテーマに、西武池袋本店が11月7日、そごう横浜店は11月8日に「お歳暮ギフトセンター」をオープンした。
開設後に迎えたはじめての週末(11月11~12日)は一部地域で天候不良があったものの、年末を感じさせる寒さからお歳暮への機運が高まったのか、各店舗とも予想を上回る来店者で賑わったという。この後の本格シーズンに向けて弾みがついたようだ

また、西武・そごうのオンラインショップ「e.デパート」でも順調に販売数を伸ばし、昨年同時期の売上高を大きく上回っている。
今年「e.デパート」のお歳暮特集サイトは10月12日に開設。売上高はお歳暮・冬ギフト全体での売上高の約2割を占めており、年々増加している。

なお、西武・そごうの共通カタログでは、前年とほぼ同数の約1,750点を取り扱っているが、店頭展示数は各店舗により大きく異なってる。
またカタログ・ポスター等の表紙を飾っている鍋は、店舗ロゴの形に合わせて違えている。
店舗ロゴが四角形の西武は“□鍋”、丸形のそごうでは“○鍋”が使用されている。
今年は皆で集まって楽しめる鍋ギフトがお勧めの一品でもあることから、表紙にも“遊び心”を加えたということだ。

■そごう横浜店オリジナルが今年は約200点に増加
そごう横浜店ではカタログ取扱数約1,750点のうち、「お歳暮ギフトセンター」では約1,000点を展示しており、試食もほぼ全面解禁となった。
そのうち、横浜・神奈川の味を届ける同店舗のオリジナル商品「おすすめギフトセレクション」は、約200点のうち店頭では50点程度を展示。年々増加しているオリジナル品の今年イチ推しは、老舗牛鍋屋「荒井屋」の仙台黒毛和牛すき焼きセット、中華街の名店「萬珍樓」の饅頭点心セット、横浜ビール醸造所のクラフト缶飲み比べセットなど。

また今年は売り場面積が幾分広がったことからフロアレイアウトを変更。展示品数も約1割増えたが、商品分野の構成比にも変化が。ハム・ソーセージや海苔・調味料・コーヒーなどの定番分野が大幅に減り、近年増加傾向にある洋菓子などが約2割増えた。これにより来店者数は30~50代を中心に、昨年以上に増加すると予想している。

しかし、ギフトセンターオープン当日(11月8日)に開店を待ちわびていた来店客の多くは、ハム・ソーセージが目当てだった。
ハム・ソーセージ類は店頭では展示品数が減ったもののカタログ掲載数は増えている。近年はアイテム数・商品内容が多彩で、自宅でパーティーをする際のオードブルや贅沢メニューの際に使用されることが多く、「昔も今も変わらずに、ハムセットを贈るとすごく喜ばれる」と来店客。

■ギフトセンター隣におせち売場がオープン
今年、そごう横浜店「お歳暮ギフトセンター」での最も大きな変化は、「おせち」と「クリスマスケーキ」の売り場が隣接されたこと。
いずれも「ギフト向け」であり、クリスマスケーキはすでに大半が予約完売となっていた。
おせち(お重)は、一昨年からギフトとして贈るケースが増え、昨年に急増した品。1万円以上の高級品が人気で、自宅用に購入する人も多いそう。
そのため同店舗では「今後のお歳暮の定番品になる可能性がある」と見込んでいる。

お歳暮ギフトセンターに隣接するおせち料理コーナー

西武・そごう
https://www.sogo-seibu.jp/

そごう横浜店
https://www.sogo-seibu.jp/yokohama/

そごう「お歳暮ギフトセンター」開設状況(神奈川県内店舗)
https://www.sogo-seibu.jp/yokohama/topics/page/oseibo2023.html

西武・そごうオンラインショップ「e.デパート」お歳暮特集
https://edepart.sogo-seibu.jp/wintergift

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