主力シリアル「ごろグラ」に名称変更、「シスコーン」には乳酸菌配合
日清シスコは3月4日に春夏新商品発表会をオンライン開催し、浅井雅司社長が今後の販売方針や商品値上げなどついて話した。
昨年4月に就任した浅井社長は「駆け足での1年だったが毎日が楽しかった」と1年間を振り返り、昨年導入したオフィスでのフリーアドレスや立席会議により作業効率が向上し、社員とのコミュニケーションも円滑化した――などを社内改革の成果として挙げた。
2024年の創業100周年に向けては、総合シリアルメーカーを経て「栄養を語るメーカー」への成長を目指す。そのために始めたのが社内勉強会で、学んだ知識や情報を各現場で生かすこと。「食事で重要なのはPFCバランス」など、すでに営業担当者らは取引先とのトークに盛り込んでいるという。
2022年度は商品改革と販売強化にも取り組む。成長著しいオートミール市場に向け、昨年9月に発売した「おいしいオートミール」シリーズ4品の訴求力を高める。認知度アップを狙いサンプリングや食べ方提案を強化。アレンジレシピは浅井社長が自らも考案し、他社とのコラボ企画も検討している。
シリアルの主力商品「ごろっとグラノーラ」は名称を「ごろグラ」に変更し、パッケージも新たにシリーズ7品を2月28日に発売した。
また、同シリーズの新商品として、「ごろグラ メープルナッツ360g」(540円)を3月28日に発売する。2種類のメープルシロップで味付けした「Wメープル仕立て」で、3種のナッツ(アーモンド・カシューナッツ・クルミ)とイチゴ入り。パッケージにはP(タンパク質)・F(脂質)・C(炭水化物)をバランス良く摂取することが重要であることを伝える「PFCバランス」ロゴを掲載している。
コーンフレーク国内№1ブランドの「シスコーン」シリーズでは、1食分当たり10億個の乳酸菌を配合した「シスコーン フロスト」(220g、NPP)など全6品を、3月14日に新発売した。
また、原材料や物流費などの断続的な高騰により、「ごろグラ」シリーズと「ココナッツサブレ」シリーズの内容量を改定する。「ごろグラ」は20~50g減らして6月13日発売分から。サブレは4枚減らして16枚とし、今秋を予定している。
浅井社長は、価格改定ではなく内容量を減らす理由として「消費者視点に立ち『買いやすさ』を選んだ」と説明した。
「日清シスコ」公式サイト
https://www.nissin.com/jp/about/nissincisco/
「ごろグラ」ブランドサイト(新ウェブCM 3月14日より公開中)
https://www.gorogura.jp
「シスコーン」ブランドサイト
https://www.ciscorn.jp
2022年3月21日付