独自製法のココナッツフレークが登場
日清シスコの2020年春の展開は、具のおいしさや食べ応えにこだわった「具ood!シリアル」戦略を軸にしながら〝強化と進化〟を掲げる。1月24日に東京本社で行った発表会で豊留昭浩社長がシリアル市場の活性化に向けた考え方や狙いについて説明した。
市場活性化に向けては3つの新しい施策を推進。①既存のシリアルに新しい価値を付加②新しいシリアルの創造③シリアルの新しい食シーン提案に取り組む。
春夏提案の中心となるのは、2010年からの9年間で170%の市場成長率を示す〝ナッツ〟。直近3カ月間の「ごろっとグラノーラ」では〈チョコナッツ〉がシリーズ内で売上ナンバーワンになるなど、商品にブレンドされているナッツが同商品のリピートに寄与している旨を説明した。
同社では、さまざまなナッツを具のみならず生地やフレーバーに応用してカテゴリー(売り場)の枠を超えた新展開に挑戦する。
シリアルの新商品・リニューアル品では、「ごろっとグラノーラ」は新商品として〈ココ・ナッツ〉を追加。ココナッツ、アーモンド、くるみ、パンプキンシードと4種の具を採用し、ココナッツ風味のザクザク食感のシリアルを合わせた。また既存の〈チョコナッツ、3種のまるごと大豆、5種の彩り果実、いちごづくし〉の4品をリニューアル。特に〈チョコナッツ〉は、具に新たにクラッシュアーモンドをブレンドした。引き続き蛯原友里を起用したプロモーションを展開。各400gで価格は540円。
そのほか「ごろっとグラノーラ 3種のまるごと大豆 糖質60%オフ 360g」は、パッケージデザインを変更して一新。プロテインと食物繊維の視認性をより高めた。360g、540円。同ブランド品はいずれも2月3日発売。
「ナッツ リッチ グラノーラ」はアーモンド、くるみ、カシューナッツ、ココナッツ、パンプキンシードの5つのナッツを使用した贅沢仕様。オーツ麦を主体にした専門店風のシリアル生地を採用した。おやつとしてそのまま食べてもおいしい。ターゲットは30~40代女性。ナッツユーザーのほかご褒美用としてユーザーの拡大を目指す。160g、350円。2月17日発売。
「素材のごほうび ココナッツフレーク」は、独自製法によりココナッツをたっぷりと練り込んだ新開発の付加価値フレーク。タピオカでんぷんを配合することでココナッツの高い配合率を保ったフレークが完成した。噛めば噛むほどにココナッツの旨みが広がる。200g、300円。2月10日発売。
「NUTS&CEREAL(ナッツ&シリアル)」は、ココナッツシリアルにまるごとのナッツやフルーツを合わせた新感覚のナッツ商品。〝そのまま、つまんで、おいしい・ヘルシー♪〟がキャッチコピー。まるごとアーモンド、カシューナッツを使った〈トリプルナッツ〉(85g)、甘酸っぱいイチゴ入りの〈ストロベリーMIX〉(70g)の2品。女性にうれしい食物繊維、鉄分、8種のビタミン配合。ナッツやおつまみ売場ほか、高級スーパーなどの新たな販売チャネルを開拓する。ノンプリントプライス。3月2日発売。
「大きなイチゴのコーンフレーク」「大きなバナナのコーンフレーク」は具の大きさにこだわったプレミアムコーンフレーク。コーンフレークに厳選いちご、厳選バナナをはじめとする具をそれぞれブレンドした。1食分(30g)に牛乳200mlをかけて食べると1日に必要な鉄分の1/2、9種のビタミンの1/3以上が摂取できる。120g、300円。2月10日発売。
「シスコーンBIG」は、既存4品〈フロスト、マイルドチョコ、プレーンタイプ、サクサクリングチョコ〉をリニューアルするとともに、新たに〈バナナミルク味〉を期間限定で展開する。150~220g、280円。3月30日発売。なお〈フロスト〉(80g、120円)も一新し、3月16日発売。
「こんがりブレッドシリアル フレンチトースト仕立て」は、新たにブルーベリーボールをブレンドして一新。さらにフルーツ具材の配合比を50%(従来比)アップした。150g、300円。3月9日発売。
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