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五輪選手村食堂の公募メニューが決定/東京2020組織委員会

投稿日:2021年6月11日

アスリート気遣う食事で「日本らしさのある数少ないおもてなし」

東京オリンピック・パラリンピックの選手村食堂で提供される一般公募メニューが決定し、6月9日にオンライン授賞式が執り行われた。

国民参加型のオリンピック・パラリンピック開催を目指し、東京2020組織委員会が「東京2020みんなのフードプロジェクト 日本の『食』を選手村アスリートへとどけよう!あなたのメニュー募集キャンペーン」を企画。
2019年8月8日~9月6日までを公募受付期間とし、応募総数715件より審査結果として本賞5作品、特別賞26作品(パートナー賞5作品、学生賞10作品、東北復興賞11作品)を4月19日に発表。
受賞メニューはオリンピック・パラリンピック開催中、選手村のカジュアルダイニングで提供される。

本賞を受賞したのは後藤千春さん「さっぱり桃トースト」、庄内菜穂子さん「ずんだ de パンナコッタ ~東北が誇る、美味しく栄養価も高い”ずんだ de おもてなし”」、西野陽子さん「夏バテ防止!アスリートそうめん」、綿貫みどりさん「日本の国民食「おでん」夏バージョン!厳しい暑さを乗り切って笑顔の花をたくさん咲かせてください!」、久光智美さん「鮭ザンギの国産はちみつレモンソース」の5作品。
いずれものメニューも、夏の暑さや競技前の緊張状態でも食べやすいなど工夫されており、地域食材や和食に欠かせない「だし」を使用するなど日本らしさも併せ持つ。

本賞5作品の授賞式は、新型コロナの感染拡大防止のためオンライン形式での開催となり、受賞者4名が出席。
モニター越しの受賞者一人一人に、組織委員会の古宮正章副事務総長が表彰状を読み上げ、東京2020アスリート委員の池田信太郎氏(元バドミントン選手)と田口亜紀氏(元射撃選手)が試食したコメントなどを紹介した。

また、最後に古宮副事務総長は総評として「国内で外国人選手は競技場と選手村だけの往復になる。日本らしさのある数少ない“おもてなし”として、選手村での食事を楽しんでほしい」とコメントした。

本賞受賞作品

上段左: 後藤千春さん「さっぱり桃トースト」
上段中: 庄内菜穂子さん「ずんだ de パンナコッタ ~東北が誇る、美味しく栄養価も高い”ずんだ de おもてなし”」
上段右: 西野陽子さん「夏バテ防止!アスリートそうめん」
下段左: 綿貫みどりさん「日本の国民食「おでん」夏バージョン!厳しい暑さを乗り切って笑顔の花をたくさん咲かせてください!」
下段右: 久光智美さん「鮭ザンギの国産はちみつレモンソース」

「東京2020」公式サイト
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/

「東京2020みんなのフードプロジェクト」本賞・特別賞メニュー決定
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20210419-01-ja

本賞・特別賞メニュー
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/fp-award-02/

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