“Boost The Buy!” 「買いたい」気持ちの後押し

国分西日本が秋冬展示商談会
国分西日本は7月8日、帝国ホテル大阪で秋の展示商談会を開催。出展企業は約300社(食品・菓子190、酒類70、低温40)が401小間(メーカー243、開発・専売商品62、企画96)を展開。約6千品目の商品を得意先など1500人にアピールした。
今回は「Boost The Buy!~『買いたい』気持ちを後押しします!~」をテーマに掲げ、新しい消費の創出を提案。下期については節約意識の高まりの中、トレンドに変化が見られるとして「ちょっと進化」がポイントになるとした。具体的には非日常をテーマとした「居酒屋第4世代」、混ぜることと科学・学問を合わせた「ミソロジーカクテル」、インバウンドを契機とした「注目のジャパニーズ商材」、アジアン・エスニックに続く「次なるブームはメキシコ」など10個のキーワードを紹介。
グループをあげて注力する「コト売り提案」を強化。各種健康機器を使った親子で楽しむ健康イベントによる集客アップ、健康管理サービス「SOULA pie(ソウラ・パイ)」の提案、エコートレーディングと連携したペットカテゴリーの情報発信、インバウンドや来訪者など人流分析の活用を訴求したほか、食品流通業向けの生成AI教育サービスも紹介。
商品的には旬の食材やメニューと日本酒のペアリングを強化。月別に旬の食材にマッチする日本酒を、味覚センサーとマッチングのプロによる官能検査で提案。クロス販売としては日本酒を土用の丑の日にうなぎの蒲焼と、あるいは刺身売り場で販売するなどスタンダードな提案のほか、彼岸シーズンにおはぎと関連販売したところ単価アップにつながった事例などを紹介した。また、昨年から取組む「晩酌メニューに日本酒ハイボール」とした“酒ハイ”の提案も飲食店向けに実施。さらに酒に合う菓子とのペアリングも行い、ダウントレンドの和酒復活に意欲を見せた。
地域共創では西日本エリア(山口・高知・島根・和歌山県)のパートナー企業を紹介。企画提案では「コメクライシスからの脱却」「鍋VSホットプレート」「今どきシニアの新定番」「西日本MDおすすめ!発掘横丁」などをそろえた。
オリジナル商品では西日本留型商品として、女性に人気の「具粥さん」や飲酒後の〆に特化しただしごはん「〆よか」などを訴求。低温商品では国分フレッシュ・フードトランスの和菓子・洋菓子・おでんなどを紹介。また、クリエイトブランドとしては、米国ナンバーワンのスイートロールで、国分が下期から国内販売を予定する「KING’S HAWAIIAN(キングスハワイアン)」など秋冬新商品、さらに西日本エリア限定の留型だし麺「京鴨だし醤油らーめん」などの試食を実施。なお、だし麺は8月11~31日の期間、大阪・関西万博で提供される。
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