節分恒例イベントを開催
大阪海苔協同組合は2月2日、節分の恒例イベント「海苔チャリティーセール」と「巻き寿司千人いっせい丸かぶり」を大阪天満宮で開催。午前9時30分の開始前からすでに多くの来場者が詰めかけ、会場は熱気に包まれた。
同組合をはじめ全国の各漁連の協力を得て、今年収穫された新海苔を市場価格よりも割安で販売。「焼き海苔 三帖セット」は1000円(市場価格1800円)、「プレミアム焼き海苔 一帖」は500円(1000円)、「寿司海苔 一帖」は400円(600円)とお得な価格設定で提供し、さらに「味付け海苔チャリティー福袋」3個入り1000円も用意した。販売開始から多くの人が訪れ、午前11時にはすべての商品が完売する盛況ぶりだった。このチャリティーセールの売上金の一部は車いすの購入費として活用され、大阪市社会福祉協議会に寄贈される。
イベントの後半では、大阪天満宮の神職によるお祓いが執り行われ、参拝者1000人が今年の恵方である「西南西」を向いて巻き寿司を一斉に丸かぶり。厄除けと招福を願いながら無言で食べ進めた。
20年以上続くこのイベントについて、同組合の村瀬忠久理事長は「大阪天満宮でお祓いをする文化が根付いてきた」と話す。近年では別の店舗で購入した巻き寿司を持参し、お祓いに参加する人も増えているという。
さらに今年は、開催が4月に迫った大阪・関西万博のPRブースも登場し、イベントを盛り上げた。海苔の魅力を発信し、地域活性化を支えるイベントとして、今後も期待が寄せられている。
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