THE FOOD WEEKLY

展示会 関西トピックス ハム・ソーセージ

5200人が来場し盛況!東西で商品・販促説明会/ニッポンハムグループ

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食のサプライズや喜び届ける

東西とも盛況だった商品・販促説明会

日本ハムは1月16~17日にザ・プリンスパークタワー東京で、24~25日にホテルニューオータニ大阪で、ニッポンハムグル―プ商品・販促説明会を開催。来場者は東京会場3400人、大阪会場1800人の計5200人で盛況となった。

テーマは「the joy of eating 食べる喜びChallenge2030 ~2024年 共創~『おいしさ』は、未来を創るチカラになる」。30年に向けた同グループらしい食の未来を創造した「サプライズ」「喜び」を消費者に届けるという思いを込めた。

多くの得意先らが詰め掛けた(東京会場)

両会場とも入り口でSDGs関連の取組み紹介を大々的に行った。より快適な飼育の環境を目指したアニマルウェルフェアへの対応や脱炭素と北海道ブランドによる価値向上を追求するカーボンニュートラル農場、さらにグループの各事業所におけるCO2排出抑制やプラスチックの再利用、持続可能な物流体制の構築に向けた取組みをパネル展示。来場者の多くが高い関心を寄せ、ブース前での滞留時間も長かった。また消費者インサイトを分析。「わたしのリラックススタイル」「食もタイムパフォーマンス」「ゆるっと健康」をテーマに、20~70歳代の単身者・ファミリーの世代別・世帯人数別の嗜好の違いを紹介した。

春の新商品はハム・ソーセージ17品、加食16品の計33品(3~4月発売)。単身・二人世帯の増加が顕著なことから、「食のソロ化」×「中間食」マーケットを重視。個食対応、レンジ調理、スナック・おつまみ、まぜるだけ、栄養機能などの特性を持つカテゴリーを重視し、これらの市場に3大ブランド(シャウエッセン・チルドピザ・中華名菜)を中心とした商品提案を進める。

今回、最も注目を集めたのは「シャウスライス3P」(37g×3連)。来年の「シャウエッセン」40周年に向けた新提案として、シャウエッセンと同じ肉で作ったあらびきポークスライス。低価格のロースハムが多い3連市場に、ブランド活用による付加価値提案を図る。既存のロースハムに代わる商品として訴求し、ワンランク上の「リッチロースハム」などシャウ・リッチの2軸で新たな市場を形成する。

チルドピザでは「クリームチーズソース入り もちもち食感のベーグル」を単身女性や子供を中心に、朝食・昼食・間食の新定番スナックとして投入。もちもち食感と香り豊かなチーズソースが特長。レンジ調理で手軽に本格ベーグルが楽しめる。「ワンハンドスナックPlant basedプルコギ風ロール」は拡大するスナック市場に、ワンハンドで食せる植物性商品を発売し需要を喚起。

「中華名菜」からはブランド初の個食タイプが登場。カット野菜があればレンジで簡単調理が可能。好みの野菜を加えフライパン調理でボリュームアップもできる。「広東風八宝菜」「四川式回鍋肉」「鶏肉麻辣ソース」の3品を用意。精肉冷凍売場の攻略商品として「お肉屋さんの中華名菜」を発売。チルド中華名菜で人気の「八宝菜」「青椒肉絲」を、具材・ソース・野菜入りの冷凍ミールキットで提案。ブランドの売り場を広げる。若年層の顧客獲得には「K-KiTCHENチャプチェ」「同キムチクッパ」を提案。昨秋から展開する同ブランドは人気メニュー4品に。簡便性と本格感を訴求する。

このほか新食感のおつまみ加工肉「つぶざくBAR」3品、前菜的なおつまみ「今宵の一皿」3品、カット野菜を加えレンジで調理する肉入り常温ソース「野菜食べ郎!」、猫の顔型チキンナゲット「チキンにゃげっと」も展開。業務用ではSMの冷食・精肉冷凍売場に向けた、炊飯器で作れる「冷凍・炊き込みご飯の素」や業界初の「プラントベースまぐろ」を提案。

若手開発担当者が参加する「開発甲子園」の出展商品を活用し、若年層向けの新提案にも注力。常温で携帯可能、さらにそのまま食べられるシャウエッセンの「ドライシャウ」は、おつまみ市場を攻略する商品として年内での発売を目指す。このほか開発段階だが、チームを組み時間をかけてゲームを行うプレーヤー向けに、ゲームをしながらワンハンドで食せるゼリー状のスープ入りラーメン「ブーストヌードル」、栄養価が高く小腹満たしに好適なおやつを午前・午後・夜の時間帯別に機能性提案する「メンテナンスボール」も会場で紹介した。

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