2つ同時開催で食材やマシン・システムなど幅広く
一般社団法人日本能率協会は「第13回ホテル・レストラン・ショー&FOODEX JAPAN in関西2021」をインテックス大阪で7月14~16日に開催。2つの展示会を同時開催し、来場者目標6千人(昨年のホテレスショー単体実績3581人)を目指す。
外食業界向けの調理マシン・システムや食品など、業務用を中心に82社119小間が出展。会場ではSDGsに対応する大豆肉、コオロギ食、人手不足向けの簡便調理品などが紹介され、試飲試食も実施した。
大塚食品の大豆ミート「ゼロミート」は、まるで肉のような食感と注目を集めた。ハンバーグやソーセージ、ハムを展開し、小売り向け総菜での展開を見込む。キッコーマン食品は、「濃縮ワイン」から新商品の超濃縮1ℓ(アルコール度数1%未満)や、煮切りタイプ1.8ℓ(約2%)を訴求。ソース作りの煮切り工程が省けて作業軽減に役立つ。「粉末しょうゆ」や「濃厚ライスミルク」なども紹介した。
ラッキーコーヒーマシンは、全自動コーヒーマシン「A300 MS EC 2G 2P」を新商品としてお披露目。100V電源と小型ながら高性能、豊富なバリエーションで小型店や新規導入に好適。アサヒビールは、プレミアムイタリアンビール「ペローニ ナストロアズーロ」。驚くほどキレが良く、すっきりとした後味が特長。カナダビーフ国際機構は、ハラル認証対応の食肉などをPRした。
地元大阪からは、サラヤが急速液体凍結器「ラピッドフリーザー」を出展し、食品ロス削減や下処理後の凍結で繁忙期の調理工程簡素化を推進。アクトUは小型缶詰製造マシン「トップカン」を使い、外食を缶詰化し自販機販売を提案した。イタリア製品を扱うBOUTIQUE ITALIA JAPANからは、日本初上陸のとなるプロ用調理器具やソットアチェット、オーガニック蜂蜜も来場者の目を引いた。
この他、マイツ・コーポレーション(栃木)のコオロギ100%パウダー「アレナステ」、GIANT(東京)の多機能分子調理器「WOW」、イノベンション(神奈川)の本格スパイスカレーキット「マイティスパイス」などにも関心が集まった。
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