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移動レストランで家庭の食卓支援/カラビナフードワークス

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おうちで本格イタリアンを提案

移動レストランで家庭の食事をサポート

移動レストランが家庭の食卓の救世主となりそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大で休校や外出自粛が続き、保護者が家庭で料理をする機会が劇的に増加している。こうした家庭での調理負担の軽減を目指し、外食が移動レストランでサポートする動きが出てきた。

カラビナフードワークス(本社‥大阪市西区、西川智之社長)は、5月からキッチンカーによる家庭向け移動レストラン事業を大阪市・吹田市でスタートした。家庭の食卓応援とともに、出荷が激減している生産者もサポートしたいと考え立ち上げた取り組みだ。

料理人に料理を作る機会を与えたいという思いもある。同社は大阪府内でイタリアンの飲食店を8店舗運営しているが、現在は全店舗で営業を自粛。一部でテイクアウトを行うものの、4月は前年比で約9割減と厳しい状況にある。在籍する料理人からも何か社会の役に立ちたいという声が出て、今回の移動レストラン事業に至った。

移動レストランではキッチンカーが自宅の前まで出向いてプロの料理人が調理し、出来たてのイタリアンを提供する。3人以上の注文から受け付け、価格は3人前6480円(税サ込)。1人前増で追加2160円。料理は全国の生産者から届く上質な素材を使ったまさに採算度外視の逸品ぞろい。前菜はイタリア産生ハムとグリッシーニ、淡路島産オイルサーディンなど5種、パスタはモチモチの生パスタに鰆、契約農家の野菜を使ったこだわりの味。メインディッシュは鴨ロースの熟成バルサミコソースがけなど3品から一つを選ぶ。デザートにも契約農家の野菜を使ったバターケーキを用意した。

紙皿では味気ないので家庭では食器を用意してもらい、それに料理を盛り付けて家の中に配膳する。注文は電話とインターネットで受け付けているが、キッチンカーを見た近隣の人がその場で依頼する例もあるそう。家庭の食卓がまさに一流レストランに変わるとあって好評を博している。

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