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コロナ禍で初のバレンタイン/近鉄百貨店

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「ご褒美」など自宅用に活路

コロナ禍で初のバレンタイン

近鉄百貨店は、今年も関西百貨店でトップバッターとなるバレンタインフェアを開催する。あべのハルカス近鉄本店で、1月19日~2月14日まで「近鉄のバレンタインフェア バレンタイン ショコラ コレクション 2021」を開催。ネットショップは1月7日~2月12日まで。1月8日には同店で、内覧試食会を開催した。

今年はコロナ禍で初めてのフェアとなり、同社によれば「在宅勤務の拡大で義理チョコの需要が減る懸念がある反面、自分へのご褒美や身近な人への贈答、ネット受注が増える」(大下健太郎本店食料品部菓子課商品係係長=写真)と予想。そのため中心価格帯も例年の3000円から3500円にアップすると分析。会場では、昨年の約140ブランドを110に絞り込み感染予防対策を徹底。店頭では前年並みの約7億円(ネットショップは1.7倍の約4000万円)の販売を目指す。

今年のフェアは、コロナ禍の一年を過ごした大切な人への「エール」や「感謝」の贈り物、自分への「ご褒美」にしたい特別感のある商品を提案する。

「特別感のあるチョコレート」では、世界から注目を集める日本のショコラトリーが集合。京都北山マールブランシュ加加阿365「もなかかお」10個入りは大阪初登場。2160円。自家焙煎のアーモンドを使った香り高いジャンドゥーヤを、特別な2色の香ばしいもなかで挟んだ。パリパリ食感と濃厚な風味が日本人好み。近鉄限定商品では、Choci Tokyo「ピスタチオfor近鉄」40gも。1080円。イラン産ピスタチオをミルクチョコとホワイトチョコの2層でコーティング。

「オンライン映えチョコレート」では、今年のテーマ「音楽と饗宴」に合わせた音楽をモチーフにした商品がユニーク。新登場の商品が、湯布院ジャズとようかん「ジャズ羊羹 chocolat」1棹、2646円。ピアノの鍵盤の形をしており、餡にクーベルチュールチョコレートを練り込んだようかん。生チョコのテリーヌのようなしっとりした舌触りで、中にはイチジクなどドライフルーツがゴロゴロ。

おうち時間の楽しみとして自宅向けに提案するのが、近年需要が拡大しているクッキーやブラウニーなどのチョコ菓子。関西初登場のKuroneco Jack「ガトーショコラJack」は1個400円~。クラシカルなガトーショコラをフレーバーごとにカラフルなチョコレートで彩った。全12種類。

会場の感染予防対策では、例年以上の通路間隔の確保、マスク・消毒の徹底のほか、不特定多数が触る紙カタログを廃止してWEBカタログを強化。対策を講じながらソフトクリームなどのイートイン、試食も予定。当日配送サービス「PickGo」も導入する。近畿大学とコラボした手提げ袋も使用。

また感染リスクを避けたい医療従事者向けに専用の別会場を設置。感謝の思いも込めて、近隣の医療関係者を招待する。

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