THE FOOD WEEKLY

関西 小売

大阪で〝食〟訴求した新コンセプトショップ/ラオックス

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インバウンド見据え国内客の獲得に注力

ラオックス道頓堀店

大阪に「Laox」(運営:ラオックス)の新コンセプトショップが登場した。同社(東京都、羅怡文社長)は全国で約30店舗の免税店を運営するが、訪日客の購買動向の変化を背景に店舗の見直しに着手している。6月18日に関西の旗艦店である大阪の「ラオックス道頓堀店」が、食をコンセプトにした店に生まれ変わった。

羅社長はオープン日の会見で「食を押し出し、インバウンドに加えて20~30代女性を中心とした国内客を獲得したい。売上高は2桁(億円)を目指す」と強い意志を示した。背景にあるのはインバウンド消費の変化だ。一時期は訪日客の爆買いが注目されたが徐々に沈静化。販売戦略の見直しが求められる中、足元では新型コロナによる入国規制で4~5月の免税売上高はほぼゼロという厳しい状況に直面した。

羅社長

オープニングセレモニー(左から文野会長、溝端理事長、羅社長、佐々木社長)

そこで道頓堀店では食を集客の核にして国内客を取り込む。「食と美から、グローバルライフスタイルを提案します」をコンセプトに、日本のいいもの、アジアのいいもの、世界のいいものを集めて国内外に発信する考え。メインターゲットは20~30代の日本人女性層。同層のニーズは訪日女性客(個人旅行)のニーズとも近く、将来的なインバウンド回復も想定して国内外客の両取りを狙う。従来の店舗は家電や化粧品中心の品ぞろえで食品は土産物などわずかだったが、道頓堀店は約4500SKUを導入。3層階の1階は食メインのゾーンとした。

1階飲食の目玉はティー&ベーカリー「奈雪の茶」(7月4日オープン)。中国などで300店舗超を展開する人気店が日本初出店。茶葉で煮出した本格中国茶とフルーツやタピオカなどを組み合わせた新しい味わいで、SNS受けも抜群。

本気の日本酒酒店がテーマの酒類販売店「JA NO ME」も注目。地域最大級の品ぞろえで「十四代」「而今」といったプレミアム商品など、全国の銘酒約90種をラインアップ。日本酒唎酒師2人がアドバイスや試飲を実施する。入荷状況やイベント情報はLINEで発信。オープン日には2019ミス日本酒の春田早重さんも来店した。

1階では国内外の「いいもの」(食品)を集積。菓子やレトルト、調味料、飲料、米、缶詰など幅広く取りそろえ、関西の名物をはじめ、北海道物産など全国各地の名品を販売する。また青果や神戸牛などのブランド肉加工品(冷凍)も展開。女性からの支持が強いエスニックなど海外食品も充実させている。

スイーツでは「アンリ・シャルパンティエ」「モロゾフ」などの対面販売コーナーも設置。東京の築地そらつきプロデュースのイチゴスイーツ専門店「ストロベリーマニア」なども出店した。

2階では若年女性に支持されている美容家電や韓国化粧品、文具・雑貨を展開。3階には大阪土産のコーナーもある。大阪発祥の不易糊工業とコラボしたふりかけやパインアメなどの食品も販売。この他、地ソースや「わなかのたこ焼の素」「千房のお好み焼セット」「大阪王将の炒飯の素」などの銘店商品も充実。3階では今後は催事も予定し、9月に「エヴァンゲリオン展」11月に「天気の子展」など、国内外で人気のアニメのイベントを誘致する。

18日のオープニングセレモニーでは羅社長、来賓として溝畑宏大阪観光局理事長、佐々木淳一日本アクセス社長、イートアンド文野直樹会長らも列席した。

【店舗概要】住所/大阪市中央区道頓堀1―8―22▽営業時間/11~21時▽延床面積/約1059坪(1階約345坪、2階約341坪、3階約372坪)

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