SDGs推進受け認証品やエコ対応にも関心
ユーシーシーフーヅは2月25・26の2日間、〝コーヒーとお店づくりのレシピ〟をテーマに「UCC Smile Festa2020」を神戸国際展示場で開催。UCCグループ企業などのメーカー80社が3700品目を出品して約1400社が来場した。
会場入り口では展示会概要をムービーで説明。7月から「UCCコーヒープロフェッショナル」に社名変更することも改めて伝えた。このほか業務用チャネルの多様化や需要・トレンドの変遷、サスティナブルコーヒーなどについてパネルで紹介した。
プレミアムコーヒー・ラルゴのシーン別抽出方法やアレンジ方法を提案する「Largo(ラルゴ)×プレミアム体験」のほか、4月から発売する「GRANZE SELECT(グランゼセレクト)」をコーナー化。コモディティの主力ブランドに新しい切り口の3品を投入し、市場活性の推進を提示した。また今回はカフェインレスコーヒーにクローズアップした「DECAF(デカフェ)」を初のブース展開。近年カフェインレスは需要が拡大しており、先行した岡山、名古屋の各会場でも人気を集めた
「SDGsコーヒー」では、レインフォレスト・アライアンスや有機など各種認証商品を紹介。さらに脱プラスチックへの動きが高まる中、カップやストローなどの資材に関する問い合わせが増加しており、エコ対応の関連商材への関心の高さがうかがえた。
中でもイチ押し企画は「業態別コーヒーマシン」ブース。業態に合わせた省人化オペレーションの提案としてレストラン、ホテル・ラウンジ、カフェ・喫茶向けの各マシンは注目の的。近接するブースでは世界最速マシンやドリップポッドも紹介した。
各地の人気店を「6つの繁盛カフェ」としてパネルで分析。人気の秘密を解説しつつ、インバウンド需要獲得のためにもオリジナルメニューの開発を呼びかけた。「PB新製品」としては、業務用市場で需要の高まる「ミールキット」を重点商材として訴求。「UCCの強みはコレだ!」と銘打ったブースでは、同社がコーヒーに次いで得意とするスイーツPB全91品を展示。さらに女性社員によるピックアップメニューを、今年の新商品として展開する。
UF―Orderの「WEB発注システム」では、時間を選ばず文字も見やすいWEB発注の利用を促進。現状、顧客の半分が電話・ファクスによる発注を行っているが、積極提案を進め5年後にはWEB発注を8割程度に高める方針。なお会場にはキッチンステージも設け、ラテアートの実演や出展メーカーの各種提案が行われた。
WEB先行記事(スライド写真は12枚)