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山科椥辻が12月6日に開業~旧ヒカリ屋から一新/イオンタウン

投稿日:2019年12月9日

プレオープンは計画比115%と出足好調

イオンタウン山科椥辻

イオンタウンは、イオンフードスタイル山科椥辻(なぎつじ)店を核とする、イオンタウン山科椥辻(京都市)を12月6日にオープン。イオンタウンとしては144店舗目となる。

1973年にヒカリ屋山科店として開業以来、グルメシティヒカリ屋山科店と屋号を変え、45年にわたり営業を続けてきた。昨年11月に閉店し、今回新たなSCとしてオープンした。山科区だけで2000世帯、14.4万人が居住する、足元の厚いエリア。加えて伏見区13万人、東山区3・7万人など、足元および広域商圏の需要を見込み、初年度180万人の来館を予想する。

1階には核店舗となるイオンフードスタイルが出店。店内に広いイートイン(80席)を設置したほか、同店舗前には食物販や飲食店が並ぶ。2階にはダイソーやエステ、子ども英会話教室などのほか、調剤薬局を備えたドラッグ・ダックスや消化器内科(20年3月開院予定)も開業、健康的なライフスタイルをサポートする。3階にはトレーニングジム、スイミングプール、温浴施設を備えたスポーツクラブ・ルネサンスも6月の開店を控えている。

また、京都橘大学との取り組みでは、店舗に近い椥辻駅―同大学間のシャトルバス発着場所をSC内に設置し来春の稼働を予定。同大学は地域連携活動に実績があり、SCとしては健康相談会や来店客調査など、学外実習へも協力する。

イオンフードスタイル山科椥辻店は、京都市がパンの消費量において、全国トップクラスであることから、店内で焼き上げたベーカリーを約50品目展開。食事、おやつに好適な品揃えのほか、こだわりのオリジナル生食パン・白金(プラチナ)も提案。惣菜では「魚屋の寿司」を19品目展開。またオリジン東秀は、量り売り商材など70品目を揃えた。生鮮はSQF認証を取得している農場で肥育した安心・安全な「さつま姫牛」を15品目展開。鮮魚は「島根のお魚市」を月3回開催。農産は京都・滋賀の地場野菜を販売。「YASAI SUSHI」やオーガニック野菜も訴求する。

また、ミニストップの人気商品「ソフトクリームバニラ」「ベルギーチョコソフト」「同ミックスソフト」を、ダイエー店舗としては初導入。さらに冷凍食品は400品目を展開。京都府では餃子消費量が全国トップクラスのため、徳用サイズからこだわり具材まで15品目を提案する。このほか加工食品でも地酒など地場物や健康配慮の品揃えを強化した。

SCでは3~5日にプレオープンを実施。3日間計の売上は計画比115%、3、4日の1日当たり平均客数は1.8万人(ダイエー1.5万人)と好スタートを切った。

【SC概要】所在地/京都市山科区椥辻草海道町15番1号▽責任者/SC=近畿運営部部長・小島正行、イオンフードスタイル=店長・関田幸治▽規模/敷地1万4755㎡、総賃貸面積7748㎡(うちダイエー1700㎡強)、鉄骨造・3階建、テナント22店舗▽駐車・駐輪台数/250・420台▽従業員数/SC全体約360人(うちダイエー65人)▽基本商圏/車10分圏内、13万人超

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