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5年の歳月を経て藤井寺SCが9月に開業/イオンG

投稿日:2019年7月30日

核店舗にダイエーのイオンフードスタイル

三嶋常務

岡本取締役

イオンモールとダイエーは7月24日に大阪市内で会見。イオン藤井寺ショッピングセンター(SC)が9月14日にオープンすると発表した。

1973年に開業、2007年にはイオンモール藤井寺に名称変更した同店舗は、40年間にわたり地元住民に支持されてきたが、環境変化に対応するべく14年に閉店。そこから約5年の月日を経て新たにオープンする。開店まで5年を要したのは解体工事に時間がかかり、建築コスト高騰や災害等が影響したため。

「これまでも、これからも。まちと人の、すぐそばに。」をコンセプトに、食品SMはダイエーが展開するイオンフードスタイル藤井寺店(仮称)が、イオンモールが近畿で展開する施設に初の出店。生鮮品の充実や店内で焼き上げたステーキ(バイオーダー形式)、こだわりチーズ等が楽しめるバル「ちょいゴチ」などが特徴。イートインは70席を用意。

加えて電化製品、書籍、インテリア、ファッション、雑貨などデイリーニーズに特化した65の専門店が出店。行政とも連携し、図書館の返却ポスト、市政インフォーメーションも設置する。

一方で25店舗からなるグルメゾーン「Food Park」を展開。生鮮専門店やスイーツでは地元店舗、大阪府初出店の店揃えで活性を図る。このほか240席のフードコート、カフェ&レストランも充実度を向上。屋上には天然芝生を一面に敷いた「芝生ひろば」を設置。子どもの遊び場を提供するほか、屋外ステージを整備し多様なイベントを開催する。

同店舗はSCながら週末型ではなく、地元顧客を中心としたデイリーユースに対応する店舗のため、イオンモールのフォーマット(核店舗にGMS、専門店面積は3万㎡など)に合致せず、屋号はイオンモールではなくイオンSCとした。

初年度来店客数は350万人(旧店比109%)を想定。この他、ダイエーは8月に関東の2店舗で改装を行い、近畿ではイオンフードスタイル山科椥辻店(仮称)を今冬開店予定。

【施設概要】所在地/大阪府藤井寺市岡2-10-11▽責任者/SCGM=藤珠代、SM店長=孔栄治▽規模/敷地1.42万㎡、延床2.17万㎡、総賃貸面積(専門店)1.5万㎡

イオンフードスタイルの売場面積は550坪▽構造/鉄骨造、地上2階建▽駐車・駐輪台数/470台・670台▽従業員数(施設全体)/800人(うちイオンフードスタイル50人)▽商圏/3km圏内、8万世帯・19万人(30~50歳代が4割。近鉄・藤井寺駅の利用者は3.6万人)▽競合/万代、イズミヤなど

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