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大阪市内の好立地に「イオンフードスタイル四ツ橋店」がオープン/ダイエー

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7月開業のホテル内出店でインバウンドも狙う

イオンフードスタイル四ツ橋店

ダイエーは6月20日、ホテル「ヴィアイン心斎橋四ツ橋」1~2階に、「イオンフードスタイル四ツ橋店」をオープンした。ホテル(7月1日開業、12階建て)はJR西日本不動産開発が建設。インバウンド需要などの確保に向け、四ツ橋店とコラボした宿泊プランを用意している。

周辺500m圏内の居住者は9000人・5700世帯で、30~40歳代が最も多く単身者率も7割程度と同社のターゲット層に合致する。店舗から徒歩1分の最寄り駅、大阪メトロ・四ツ橋線四ツ橋駅の1日当たり乗降者数は4万人、近接する御堂筋線・長堀鶴見緑地線の心斎橋駅を併せると利用者数は18万人。また近隣ホテルが8軒程度あり、総客室数1800程度、稼働率は平日85%、週末は100%と高い。

全国有数のインバウンド需要を誇るエリアとあって、中国・韓国・台湾系の品揃えを強化。ホテルとのコラボ企画では、四ツ橋店で使える1000円の商品券や5%引きクーポン付きの宿泊プランも展開。さらに深夜の仕込みから朝の7~8時台に焼き立てパンを提供する、24時間営業ならではの施策も展開。焼き立てパン含め朝食需要の獲得に注力し、ホテル側の朝食とあわせ宿泊客に選ぶ楽しみを提案。また12金種の両替が可能な外貨両替機を設置しているほか、今後は翻訳機の導入も検討する。

観光地を盛り上げる取り組みは強化しつつ、メインユーザーは店舗北側を中心とした近隣住民で、この需要が7割程度と想定。小林秀峰店長は「外国人需要は今後も高まるだろうが、現状3割が5割に達することはない」との考えで、あくまでも街のSM店舗として展開していく。当該地区はタワー系などマンションが多く、今後も高層マンションの建設が予定され、人口増加が見込まれる。

店舗1階には弁当・惣菜、洋日配、酒類など即食商材を集めている一方で、店舗入口にはエスカレーターを設置。普段使いのSM店舗として利用する人には、生鮮、ドライ、和日配、冷食などを集めた2階からの買い回りを促している。

農産や精肉で価格訴求するほか、冷食は地域最安値を強調。冷食強化は足元商圏内で7割が単身者であることに合わせたもので、EDLP中心の販促を行う。

競合は店舗周辺の10軒程度のCVS、ライフ、ビッグビーンズなど。

【概要】所在地/大阪市西区新町1-5-8▽売場面積/257坪▽SKU/6000(食品5500)、食品SKU内訳=精肉200、農産180、水産170、日配1450、ドライ3200、デリカ300(店内加工率35%)▽年商/8億円▽店長/小林秀峰▽従業員/32人(社員4人)▽営業時間/24時間▽イートイン/14席

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