ミールキットなどで食事課題を解決
日本食研ホールディングスは4月10~11日にインテックス大阪で、グループ提案展示会「日本食研ミールソリューションフォーラム2019」を開催。全国から食品小売業など1778社4282人が来場した。
「つくる×作る×創る」をテーマに、食事における課題解決を提案する。精肉・鮮魚・青果・惣菜・ベーカリーなどのカテゴリー毎に、同社グループ商品を使って簡便・時短等のニーズに沿った世代別の提案を実施。若年層では子育て世帯において買い物時間の節約傾向と休日に買い物が集中する傾向があるため、まとめ買いや非日常消費を提案。高齢層は買い物時間が長くなるため、中食ニーズや味の嗜好への対応が重要とした。
今年の新提案は「ミールキット」。簡便ながらクオリティーの高いメニューが作れる「きちんと作るが、すぐできる」をコンセプトに、調味料や販売容器の形態などを提案。人数分に小分けしたカット野菜等の素材、汎用性の高い小袋調味料、レシピをセット。容器形態は袋詰め作業が容易な手提げ袋タイプと、見栄えもするボックスタイプを用意。20分以内で調理でき2~3人前の設計。食材は同社キット用食材もあるが、小売業が独自に用意してもいい。ミールキットは宅配向け提案も行った。
また、市販用では今年「晩餐館 焼肉のたれ」が発売30周年のため、会場内でも特設ブースを設置。今回の周年企画は例年以上に大々的であり、特別ラベル商品の展開や消費者キャンペーンの実施で盛り上げを狙う。
開発新商品で注目されたのが「食研ハンバーグ 冷凍」。外食でも利用できる高いクオリティーの商品を小売業にも訴求。肉本来の旨みと肉粒感、ふわっとほどける食感が楽しめ、ジューシーで凝縮された旨みは来場者からも好評。ハンバーグソースも同時発売する。
この他、精肉では塩ぽん酢を使ったさっぱり焼肉、鮮魚では炊き込みご飯、青果では素材の形を生かすため丸ごと使ったまるごと野菜、ベーカリーではハンバーガー対決提案などを実施。同社の技術開発や物流、海外PB、グループ企業の紹介も行われた。
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